所要からの帰り道、東京都内から、総武線で千葉へ向かっていた。
一級河川・江戸川にかかる江戸川橋梁を渡り、千葉県にはいって最初の駅・市川が近づくと、右手にそびえたつツインタワーのビルが目に入る。
20 世紀の時代には、ここ市川駅南口には、小さい飲み屋や、雑居ビルがひしめき、それはそれは 「昭和」 の風景が広がっていたのだが、21 世紀を迎えて大規模な再開発が始まり、今では市の行政サービス機関や、図書館などの公共施設とともに、分譲マンションや賃貸マンションを兼ね備える「アイリンクタウン( I-link Town )」に生まれ変わっている。
さて。
知っている人も多いかもしれないが、私は高いところが好きである (笑)
このタワーが建ち上がった頃から、無料で上れる展望施設がある、という 「情報」 だけは頭にインプットされていたのだが、今に至るまで実際に訪れたことがなかった。
今回も、特に用事があるわけではないのだが (笑)、時間的には十分余裕があった私は、総武線の車窓から見えたタワーを目前に、「そうだ、上ってこよう!」 と急に思い立ち、途中下車することにした。
展望デッキは、「ザ・タワーズ・ウェスト」 の 45 階にある。
このタワーは、1 ~ 3 階までに商業施設・公共施設が入り、4 ~ 44 階までが分譲マンション、45 階が無料の展望施設という構成になっている。
実は、この展望施設について、友人との話題に上ったことがある。
「ここの最上階が無料の展望台になってて、誰でも上がれるんだって」
「はぁ?! 誰でも入れる分譲マンションって、セキュリティはどうなってんのよ?!」
・・・・・・・ごもっとも。
今回、私はその謎を解きに行くという大義名分と、友人イチオシのパン工房でパンを購入するということを、表向きの用事にすることにいたしました (爆)
市川駅南口を出ると、「展望台は 3 階から」と書かれた親切な看板を見つける。
導かれるように、建物 3 階へ入ると、そこには 45 階まで直通のシースルーエレベーター。
なるほど、展望台へ行くには、ルートがひとつしかないってことね。
3 階と 45 階には、それぞれ警備員さんがおり、セキュリティも万全か。
で、住民はどこからマンションへ入るんだ?? ・・・・と、周囲を見渡したが、レジデンス用のエレベーターどころか、入口すら見当たらない。
( 後ほど、建物外周をぐるっと検証し、住民と観光客では、アクセスルートが全く違うことがわかりました。)
このへん、元・不動産屋っぽいなぁ (笑)
地上 150 メートルの展望台に上ると、眼下には江戸川、そしてさっき私が渡ってきた総武線の江戸川橋梁をはじめ、何本かの橋が見える。
視線を遠くに移すと、東京スカイツリーや、都心の高層ビル群。
今回は、曇天だったので望むことができなかったが、天気が良ければ、富士山や筑波山も見えるとのこと。
Café スペースで休憩がてら、お店の女性に話を伺うと、夕焼けの空に浮かぶ富士山のシルエットと、都心の灯り、スカイツリーの輝きを一枚の絵のように見ることができる、夕暮れの風景が非常に綺麗だとのこと。
21 時まで開放されているとのことなので、次回はぜひ、晴れた日の夕暮れ時刻に上りたいと思います。
ちなみに、江戸川の花火大会の日も、市川市民限定ですが利用可能。
「広報いちかわ」 (市川市民に配布される広報紙) に、抽選申込の要項が掲載されるそうですよ。 ( ← 私は対象外ですが/笑 )
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花火大会には、浴衣で行きたいですね!
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