なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

いつもの誤嚥性肺炎

2015年06月23日 | Weblog

 午前中救急当番の外科医から連絡が来て、施設中の87歳男性の誤嚥性肺炎だった。それまで何ともなかったが、急に高熱が出た。脳梗塞後遺症だが、普段は自力歩行可能なので、ちょっといやな予感はした。病棟に上がってすぐに点滴を抜いて血だらけで病棟の廊下を歩いていた。看護師さんに身柄確保?されて、ナースステーション近くの病室に移動となった。

 午後はまた別の施設入所中の78歳男性が急な高熱で受診した。胸部X線・CTで右下肺に浸潤影を認めた。3か月前に誤嚥性肺炎で入院して、嚥下が危ぶまれたが何とか経口摂取できて退院していた。こちらは自力歩行できないので、逆に安心?ということになる。

 誤嚥性肺炎で10日前に入院した84歳男性(施設入所中だった)は、肺炎の治療が終了したが、もう経口摂取は無理だった。脳梗塞の多発と慢性硬膜外血腫後で頭部CTを見るとびっくりするくらいの病変(後遺症)があり、むしろ今まで良く経口摂取できていたと思う。胃切除術後なので通常の胃瘻造設は出来ず、古典的な経鼻胃管からの経管栄養を開始することにした。

 当院では病棟稼働率(低い)が問題なっているが、今のところは順調に伸びている。内容は問わないことにする。

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