なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

今日は日直

2018年05月04日 | Weblog

 今日は日直で病院に出ている。今のところ内科入院は3名。

 74歳男性は40℃の高熱で救急搬入された。脳出血・脳梗塞の既往があり、ADLは良くない。咳・痰もあって、誤嚥性肺炎で入院したことはないが、肺炎が疑わしかった。インフルエンザ迅速試験は陰性。胸部X線・CTで右下肺野の背側に浸潤影(無気肺様)と胸水貯留を認めた。

 76歳男性は一昨日からの右上肢の脱力と軽度の構語障害で受診した。畑仕事の後で疲れたせいかと思っていたそうだ。午前6時過ぎに受診して、昨夜の当直医の外科の先生が頭部MRI検査をしていて、左中大脳動脈領域に脳梗塞を認めた。すでにFLAIR像など他の条件でも写っていた。MRAで左中大脳動脈はそれなりに描出されている。心電図を追加したが、正常洞調律で心房細動はない。抗血小板薬とエダラボンを投与して経過をみることにした。

 自宅で倒れていた84歳女性は、デイサービスのお迎えの人が自宅内で倒れているところを発見して救急要請してくれた。ひとり暮らしだった。昨夜の午後8時ごろ自宅で転倒した。転倒後はそれほどの痛みもなく就寝したが、午前1時ごろにトイレを行こうとしたが、動けなくて這って移動したが、途中うつ伏せの姿勢でそのまま動けなくなったそうだ。尿失禁で衣類がびしょびしょになっていた。意識は清明。

 腰から大腿部にかけて圧迫してもそれほどの疼痛はない。腰椎~骨盤~大腿骨のX線では骨折はなかった。しつこくCT骨条件で確認したが、骨折は指摘できない。両側下肢を動かしにくいという。頭部MRIでは新規の脳血管障害はない。腰髄の問題かとも思ったが、すこしずつ下肢が動くようになってきたので、入院で経過をみることにした。ずっとうつ伏せになっていたので、両側膝と肘の発赤していた。

 今朝は気温が下がっていた。家族はここ数日訪問する予定はなかったそうで、今朝発見されないと、1~2日発見されなかった可能性もある。デイサービス日でよかった。

 昨夜84歳男性が肺炎で、83歳女性が尿路感染症(急性腎盂腎炎)で救急外来を受診していた。当直の外科医はそれぞれセフトリアキソンを点滴静注して、今日の日中に再受診としていた。申し送りを受けた時は年齢的に両者とも入院と思ったが、案外元気で解熱していた。家族も外来で診れるならと外来治療を希望したので、抗菌薬内服で連休明けに受診することにした。

 当番医の先生から、1時間前に半身麻痺が発症した患者さん(60歳代)の診療依頼の電話が来た。比較的若いし、時間的に専門的な治療ができるかもしれないので、地域の基幹病院神経内科に直接連絡して救急搬送することを勧めた。だめならもう1か所の脳神経の専門病院にあたってみることも勧めた。受け入れできない時は、再度連絡してもらうことにしていたが連絡が来なかった。うまく搬送できたようだ。

 昨日は、総合診療2018年5月号「一発診断トレーニング問題集」を購入した。上田剛士先生の「I Love Urinalysis」が単行本化されるのが楽しみ(数年後?)。

 

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