今日の内科再来に85歳男性が受診した。糖尿病・高血圧症・心房細動があり、内科では糖尿病を診ていた。8年前に両肩・腰部~大腿部の疼痛と両手足の浮腫で発症した。RS3PE(Remittimg Seronegative Symmetrical Synovitis with Pitting Edema)と診断して、プレドニン内服を投与して症状はすぐに軽快した。2年治療して治療を中止したが、再発もなく過ごしていた。
昨年の夏に再度同症状が発症して受診した。プレドニン15mg/日から再開して症状はすぐに軽快した。プレドニン15mg/日1か月投与から12.5mg/日に減量して、さらに10mg/日に減量した。そこからは1mgずつ減量して現在5mg/日になっている。途中で若干CRPが上昇したが、同量継続で陰性化した。ここからの減量は4~8週間おきに1mgずつでいいのか、5mg/日で継続してからがいいのか。
今日外来に予約外で87歳女性が受診した。この方は当院に赴任して間もなくのころに、肺炎でクリニックから紹介されてきた。結論は肺陰影は陳旧性のもので、発熱と炎症反応は巨細胞性動脈炎(GCA)の症状だった。GCAの症状として咳もある。プレドニン30mg/日から使用して2年で治癒した。
その後肝機能障害で入院して自己免疫性肝炎+原発性胆汁性胆管炎と診断して、プレドニン投与を開始した。ちょっと半端な量だが、糖著PMRを疑って処方していたが(あとで否定)、肝機能が改善してのでそのまま継続した。現在プレドニンを漸減して9mg/日になっていた。
現在ケアハウスに入所しているが、娘さんの話では3日前から歩けなくなったという。また両側足関節周囲に著明な浮腫があった。もともとADLが悪く、心気症・うつ状態でどこを触っても痛いというので判断し難いが、両肩・腰部~大腿部が痛いらしい。炎症反応が上昇していて、感染巣らしいものはない。手の浮腫は目立たない。少なくとも心不全・肝不全・腎不全はない。
これはRS3PEなのか。プレドニン9mg/日内服中に発症するだろうか。ケアハウスには帰せないので、入院にしてプレドニン15mg/日で経過をみることにした。