なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

熱中症?尿路感染症?

2018年05月17日 | Weblog

 昨日の午前中に内科再来を診ていた。高血圧症などで通院している88歳女性は退職した先生から回ってきた方だが、心気症傾向がある。雰囲気はお上品で話ぶりも穏やかだが、何かと訴えがある。

 その日は定期的な検査を入れていて、胸部X線・心電図・血液検査は異常がないが、細菌尿があった。症状はない。以前の定期検査の時も同様の細菌尿があった。排尿障害は訊いた限りではない。無症候性細菌尿として経過をみることにした。

 午後病棟を診ていると、午後の救急当番の外科医から連絡があった。その88歳女性が発熱で救急搬入されたという。再検した尿検査は当然同様で、血液検査で炎症反応上昇もないが、入院を希望しているという。入院する時は、いつも個室ですという方で(収益的にはありがたい)、個室入院となった。

 急性腎盂腎炎だったかと思ってちょっとがっかりした。尿培養は提出されていて、悪寒戦慄もなかったのでセフトリアキソンで治療を開始しようと思った。あとから娘さんが病棟にやってきて、詳しい話を聞いた。その日気温30℃で日中はかなり暑かった。娘さんが出かけて、帰宅した時に家の中は相当に暑くなっていたそうだ。検査値は血液濃縮や腎障害もないが、この熱は熱中症の症状?。

 病院にきてしばらくすると、解熱薬も使ってないが、ほとんど平熱になった。CVA tendenessなど所見もないが、炎症反応は後から上がってくることもある。ただ点滴だけで経過をみるのもどうかと思われたので、腎盂腎炎に準じて治療(結局セフトリアキソン)を行うことにした。

 今日は発熱もなく、食欲もある。やはり熱中症だけだったのか。セフトリアキソンは何日で中止する?。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする