11月20日(月)の午後に、市内の施設からCOVID-19の87歳女性が紹介されてきた。
11月18日から発熱があり、38℃台の発熱が続いて、食事がとれなくなっていた。施設の嘱託医がちゃんと診察したらしい。肺炎を疑う呼吸音が聴取されて、入院治療をお願いします、という内容だった。
胸部CTを撮影する時に、放射線技師さんから、その施設でコロナの患者さんが出ていると聞いた。11月18日に当院に問い合わせが来たそうだが、日直の腎臓内科の若い先生が時間外はコロナの入院はとれないと断っていた。
施設ではコロナの入所者2名を地域の基幹病院に連れて行ったようだ。先方の病院ではCOVID-19 は呼吸器内科の担当なので、その日の当番の先生が呼ばれたということだった。
胸部CTで両側肺野にコロナらしいすりガラス陰影が広がっていた。ちょっと久しぶりに見るコロナ肺炎だった。レムデシビル点滴静注を開始した。
先週から院内で看護師さん、入院患者さんのCOVID-19罹患が続いている。ひとつの病棟は、先々週病棟看護師が罹患して、先週その病棟の患者さんでも出た。
もうひとつの病棟でも病棟看護師が罹患して、週末(土曜日)に入院患者2名も罹患していた。週明けに看護師2名もコロナと判明した。
さらに別の病棟でも入院患者1名が罹患していた。感冒症状があった看護師がコロナの検査をして陰性だったので、そのまま勤務をしていたようだ。偽陰性だったのかもしれない。
当院は時間外は検査技師不在で迅速PCR検査はできないので、抗原定性検査になる。平日であれば、職員はPCR検査に回した方がいいのだろう。