なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

癌化学療法の副作用?

2024年03月29日 | 血液疾患

 昨年11月3日に記載した悪性リンパ腫の86歳女性のその後。

 がんセンターに紹介して、悪性リンパ腫と診断されて、化学療法が始まった(RCHOP療法)。抗がん剤投与1週間目に白血球減少が生じるので、G-CSF製剤の皮下注(グラン)を2日間する必要があった。

 がんセンターまでそのために行くのは大変なので、当院で行うことになった。当院としてはがんセンターから指示があった2日間外来で行う。1日目は一応顔を見せてもらうが、2日目は注射だけして帰宅としていた。

 

 3月28日(木)に市内の内科クリニックから、3月22日に癌化学療法をしてから嘔気・食欲不振が続くので、入院も含めて診てほしいと紹介されてきた。そのクリニックには以前から高血圧症で通院している。前日夕方はクリニックで1本だけ点滴していた。

 便秘で2種類の処方が出ていたが(酸化マグネシウムとリンゼス=リナクロチド)、両者を使用すると今度は下痢(といっても便は少量)になって嘔気も生じる。抗癌剤の副作用というより、下剤の使い方がうまくないだけのようでもある。

 血液検査と胸腹部CTを検査したが、初診時のリンパ節腫大は軽減していた。胃腸の問題は特にないようだ。それでも現在ひとり暮らしなので、入院で点滴を行うことにした。(息子は仕事で東南アジアだが、娘は隣県なので来れなくはない)

 4月5日にがんセンターで画像検査が入っているので、それまでに退院できればというところだ。

 

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