なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

「これはコロナでしょう」

2023年09月22日 | Weblog

 9月21日木曜日に呼吸器外来に来られた先生(大学病院感染症科から)に、昨日記載した38歳男性のCT画像を見てもらった。

 一見して「これはコロナでしょう」と言われた。矢状断、冠状断のCTは以下の通り。

 COVID-19の抗原定性検査、PCR検査はいずれも陰性だった。感度を考慮すれば、偽陰性は出る。搬入当日に大学病院に電話して事情をお伝えして、すでにレムデシビルの投与を開始していた。

 COVID-19としてがっちり対応することになり、レムデシビルは5日間投与となった(3日間でやめるのも考えていた)。

 レムデシビルを販売しているギリアドに問い合わせたそうで、「医師がCOVID-19と判断すれば使用してさしつかえありません」といわれたそうだ。

 診断確定のためには、岡秀昭先生の「COVID-19 として(感染管理として)対応した上で、PCRを3回繰り返す」となるが、治療薬投与と矛盾するので再検はやめた。

 

 喘息発作としてはデキサメサゾン8mg(6.6mg)/日を2日間投与して、喘鳴は軽度になっていた。漸減して、4mg/日を2日・2mg/日を2日投与して中止することにした。ICSが効いてくるまで、プレドニン内服で少し続けるかは、症状を見て決める。

 絶対入院しないといって、入院を勧める妻と怒鳴り合いをしていたが、その後はきちんと通院している。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 気管支喘息発作、縦隔気腫、C... | トップ | 咳喘息 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事