9月21日木曜日に呼吸器外来に来られた先生(大学病院感染症科から)に、昨日記載した38歳男性のCT画像を見てもらった。
一見して「これはコロナでしょう」と言われた。矢状断、冠状断のCTは以下の通り。
COVID-19の抗原定性検査、PCR検査はいずれも陰性だった。感度を考慮すれば、偽陰性は出る。搬入当日に大学病院に電話して事情をお伝えして、すでにレムデシビルの投与を開始していた。
COVID-19としてがっちり対応することになり、レムデシビルは5日間投与となった(3日間でやめるのも考えていた)。
レムデシビルを販売しているギリアドに問い合わせたそうで、「医師がCOVID-19と判断すれば使用してさしつかえありません」といわれたそうだ。
診断確定のためには、岡秀昭先生の「COVID-19 として(感染管理として)対応した上で、PCRを3回繰り返す」となるが、治療薬投与と矛盾するので再検はやめた。
喘息発作としてはデキサメサゾン8mg(6.6mg)/日を2日間投与して、喘鳴は軽度になっていた。漸減して、4mg/日を2日・2mg/日を2日投与して中止することにした。ICSが効いてくるまで、プレドニン内服で少し続けるかは、症状を見て決める。
絶対入院しないといって、入院を勧める妻と怒鳴り合いをしていたが、その後はきちんと通院している。
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