金曜日に臨床検査の技師長さんが、これば購入しますかと、パンフレットを持ってきた。富士レビオ株式会社が、SARSコロナウイルス抗原キット「エスプラインSARS-CoV-2」を2020年5月13日から発売していた。
100テスト(キット)で希望販売価格60万円也。1キット6000円で、保険点数が600点(6000円)なので、購入価格で値引きした分だけが病院の収入になる(値引きしないかもしれない)。
有効期間は製造後6か月なので、使用しなければ無駄になる。県内では4月末から新規の新型コロナウイルス感染者が出ていない。今後、様々なことが緩和されて、どのくらい新規の患者さんが出るのかわからないが。
PCR法との比較データが載っている。臨床検体を用いた比較では、RT-PCR検査で陽性となった27例のうち10例(陽性一致率37%)が陽性になっていた。PCR検査の感度が6~7割なので、さらにそのうち4割弱しか陽性に出ない。(陰性一致率は100%近い)
陽性率が低くても、感染していることを院内で判断できるのは大きいので、購入することになるだろう(院長決済)。
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