なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

葉間胸水

2019年08月18日 | Weblog

 木曜日に救急当番の外科医から呼ばれて、先週の土曜日に続いて一過性の意識消失で搬入された高齢男性の入院手続きをしていた。

 救急室に循環器科医も来ていて、慢性心不全の急性増悪の74歳男性を診ていた。東京に仕事で行った時に狭心症の症状で受診して、PCIの治療を受けたそうだ。さらに三枝病変に対して来週末にCABG予定になっていた。

 その日は前日からの息切れ・胸部違和感で当院を受診していた。どんなものかと画像を確認してみた。両側に胸水貯留を認めたが、右葉間胸水もきれいに?貯留していた。教科書的な画像、という話。

 

(後日記)

 治療により葉間胸水は消失して、vanishing tumorとなった。右胸水はまだ残っているが、患者さんの希望(正確には推奨を無視)で退院していった。増悪の可能性は伝えていた。

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