そむりえ亭では色々な葡萄のワインを開けます。
30アイテム開けている内に同じ葡萄のワインが数種ありますので、実質グラスワインだけで20種以上の葡萄が使われているのではないでしょうか?
しかし、意外と使っていなかったのがシュナンブランです。
ロワール川中流域の代表選手ですね。
シッカリした酸、黄色い果実のコンフィを思わせる香り、ミネラルの骨格。
但し、低価格のものは個性に欠ける、と言う見方もあります。
という事で、気が付けば「あ、暫く使ってないな」という事になるのです。
で、今月は久しぶりに「これでもか!!」というシュナンブランを開けています。
ロワールの至宝と呼ばれるサヴァニエール.クロ.ド.ラ.クーレ.ド.セラン。
生産者はニコラ.ジョリー。有機栽培のカリスマですね。
但し、私は有機栽培に拘る訳ではありません。
ニコラのお母さんの時代のワインも試していますが、有機栽培でなくても素晴らしいワインでした。
ジョリー家のこだわりとテロワールなのでしょうね。
先程書いたコメントに、やや酸化を帯びた香ばしさが加わり、立体的に構成された深い味わい。更に酸が全体を引き締めています。
今、お出ししているt料理なら「足赤海老の酢橘風味」など、ばっちり合いそうですね。
或いは「ブイヨンで煮た冷たい鴨」なんぞ如何でしょうか?
決して安いワインではありませんが、お試し頂く価値は充分。
「サヴァニエールある」とか「飲みたい!!」と言って頂くとお出ししますし、それに合うように料理もお勧めいたします。
お試しください!!