ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

毎年この時期は・・・・・

2014年09月07日 03時26分05秒 | ワインの事

間もなく行われる(一社)日本ソムリエ協会の呼称資格認定試験の2次試験。

この時期には受験者がアチコチのお店でテイスティングの練習をする光景が見受けられます。

そむりえ亭にもそういう方がボチボチといらっしゃいます。

テイスティングはワインを扱う上で最も重要なスキルです。

が、「試験だ!!大変だ!!!」と思うと基本を忘れてしまわれる方が多いこと、この上なく・・・・・・

外観を観て、香りの要素を色々調べて、味わいの構成をチェックする。

その上で全体の特徴を捉えて品種を特定し、産地やヴィンテージを推測するのです。

ところが、外観を早とちりして、その時点で「あの品種かもしれない」と思い込んで、他の要素のチェックをおろそかにしてしまい間違える、のです。

また2度3度と続けて口に含みアルコールの刺激でドンドン深みにはまって判らなくなる、というのも多いですね。

順序よくじっくり検証すれば概ね見えてくる。

例えば色白だからといってヨーロッパの人とは限りません。日本人でも色白はあるのです。

が、鼻が高く、髪の色が黒くなければヨーロッパ人の可能性が高まります。

でも、それで間違いないかと言えば、鼻の高い日本人もいますし、髪は染めているかもしれません。

そこに目が青い、とくれば確率は上がりますね。

より背が高く頬骨がはっきりしていればヨーロッパでも北の方かもしれない、と推測されます。

いい例えかどうか判りませんが、あせって判断しない事。

各分野をチェックしているうちに「あ、この特徴はアレしかない」「あの特徴とこの感じが合わされば〇△に違いない」となるものです。

なにより、そこで得た答えから「この葡萄のワインはこういう温度で、こんなグラスで、料理ならあんな素材で・・・・」と繋がって生きた知識になるのです。

もう少しです。

基本から頑張ってくださいネ!!

ワインの世界を広める仲間になりましょう!!!!!!



あ、今日はお休み頂きます・・・・・・