ワインメーカーも色々です。

過去に出会ったワインメーカー。

いったい何人くらいになるでしょうか？

おそらく数百人に及ぶと思われますが、大体の方は20年30年と経っても覚えています。


基本的に葡萄畑に出ていて自然を愛し出来上がるワインを愛おしむ人達です。



汗のにおいがする、というか農業の香りがする、というか・・・・・



昨日のワインメーカーズディナーの主人公ステファン.ドゥルノンクールさんは自身では「私は農業をする専門でもないし、醸造を専門にするのでもない。コンサルタントとしての仕事がメイン」と言っています。

過去をたどるとブドウの収穫のアルバイトから、この道に入っていった男で「学歴派」でも「二代目さん」でもない男です。


しかし、一緒に連れてきた奥様クリスティーヌさんは二人のワイナリー「ドメーヌ.ド.ラ」に関しての思い入れは強く、クリスティーヌの一言一言がステファンさんの心を捉え拠り所にしているようでした。

大学や学校、あるいは親からの伝統を学んだので無い「アルバイトからの経験」が彼を世界の舞台に引き上げたとすると、コンサルしながらも自身のワイナリー「ドメーヌ.ド.ラ」を任せる奥様への信頼は大事なのですね。


訥々と語る静かな口調は皆さんからの質問に真面目に答え、奥様はそこにエスプリの効いたジョークで旦那さんを刺激する。

笑いが起きる。

楽しいディナーだったと思います。




さて6月24日のワインメーカーズディナーは私の25年来お世話になった恵美子カフマンさんが通訳でナパのワインを紹介します。
やっぱり気持ちが入るディナーです。

いい仕事を引き受けました。

まだ発表2日目ですから空いています。

皆様もワインメイキングの世界を覗きにいらしてくださいね!!

お待ちしてます。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　樋口誠