何になりたいか？

「自分のしたい仕事は何か？」

「何になりたいんだろう？」


若い頃は色々考えるものですね。


しかし「ずっと同じ夢に突き進んで」とか「子供の頃の夢が・・・・」とかいう人は殆どいないのではないかと思います。


ちなにに私は幼稚園の頃は父の働いていた会社に入ると思っていて、小学校の後半くらいにはサッカー選手、高校の中盤からは接客をしたい、その後はホテルマン。

しかし「ソムリエ」という選択肢はありませんでしたし、独立したい、なんてこれっぽっちもありませんでした。

ホテル時代の仲間も退職して「全く違う分野」に出て大成功していたり、「世界の王選手」も高校の頃はピッチャーだったり、です。



「あいつは長続きしない奴だ」とか「すぐにケツを割りやがる」などという人がいますが、私は以前からそういう物言いには否定的です。



駄目なら辞めて次に進む。

もっと魅力的なものを見つければ躊躇しない。



私は全く問題ないと思っています。


むしろ勇気なく「ダラダラと」留まっていれば双方にダメージが残るだけなんですね。



いやあ、その逆もあります。

あまりにも刹那的な辞め方。

悪い友人にそそのかされて・・・・・etc



ですから「まわりに良い相談者を置く」ことが大事かもしれません。


しかし、それも含めて自分の選択です。



最近、私の少し下のソムリエが2名ほど職を離れたと聞きました。

或いは若いギャルソンが身体を壊して進路を迷っていたり・・・



どういう道に進むにせよ、後悔せずに次に進んでほしいな、と願います。



　　　　　　　　　　　樋口誠