ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

料理

2017年08月26日 02時30分08秒 | 食・レシピ
昨年以来、「ソムリエ」の定義が幅広くなり、飲食店でのワインサービスのみならず、ワインショップや輸入元の方々、他にもワインに携わる仕事の呼称として認められました。

私などは「古い」ソムリエの定義の中にいるわけです。


さて、そういう古いソムリエ達は最初の勉強は料理でした。

今のソムリエ協会会長の田崎さんも、前会長の岡さんも調理師からソムリエに転じています。

「それが正しい」ということはありません。


しかし、ワインを扱うなら料理を勉強していると一歩先んじられることは間違いありません。

マリアージュは勿論ですが・・・・


例えば同じ食材でも色々な調理法があって「それとコレを組み合わせるか?」「この地方では辛く仕上げるが、あの地方では甘く仕上げるな」「刺身は醤油で食べると思っていたがオリーブオイルもありだな」‥など

そういうことが判ってくると、飲食業でなくワインショップの人でも楽しい提案ができますし、輸入元のセールス先の「新しい業態」も見つかるのではないか、と思います。



さて少し前に尊敬する小池一夫先生が「もっと自炊をするべきだ」的なツイートをしていて「時代にそぐわない」と炎上をしています。

私などは大賛成で、慣れれば自炊時間など15分でそこそこ作れますし、コンビニ弁当を買うよりゴミが減ります。

第一、コストが安い。


勿論、自炊用の食材の買い出しはコンビニなどでは殆ど出来ませんから、少々遠出が必要ですが、ま、自転車があれば5分以内で大概のエリアにスーパーなり、市場は見つかります。


そこで「あ、調味料がない。アレで代用できるかな?」「今日は焼くだけでなく煮てみよう」「残ったサラダも主素材と一緒に炒めてしまえば無駄がない」などと楽しい時間が過ごせます。

そして今後の世の中で問題になる「認知」も「遅らせる」ことができるのではと思います。


ちなみに私は毎日のように母の昼御飯と晩御飯の用意をします。


とても自慢できたものは造れませんが、いい「頭の体操」になっているのではないかなあ・・・・・


四季によって「何を変えようか?」なんて楽しいですよ‼

ソムリエと呼ばれる人でも料理に関心がない人が多いように見受けられます。

どうぞ、一度飛び込んでみてください。

愉しいんです。


        樋口誠