ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

誰がつけたか?この表現。

2010年06月24日 03時39分26秒 | ワインの事

最近「うす旨」と言う表現がよく言われます。言葉通り「うすくて旨い」ワインのことです。

といっても何でもかんでも薄ければ良いと言うことではありません。ピノノワールの色が薄いものに関して使われます。

しかし、この言葉に裏には「色が濃いほうが普通は美味しい、と思われている」という事があります。確かに色の濃いワインで有名でしかも美味しいワインは沢山あります。カベルネ系、シラー系がそうですね。

しかし、色は味を現す重要なものではありません。確かに参考にはなりますが、例えばこういう事があります。果汁の薄い場合、果皮の色素が溶け出しやすい。或いは不要な要素が入り込みやすい。つまり味の薄いワインの方が色が濃い、バランスが悪いと言うこともあるのです。

逆にしっかりした果汁だから色素が溶け出しにくい、旨味があるから他の要素に負けない、のです。

ピノノワールは基本的に色素が少ないわけで、それを理由に「ピノは味が薄いワインだから・・・」とか決め付けたりするのは勿体無い話です。

アルコール、酸、ミネラル、そしてなんと言っても香りの要素、ピノには「旨い」と言わせる要素がたっぷりです。ピノが「料理無しでもいけるワイン」と言われるゆえんです。勿論、どんな葡萄のワインでもお値段相応に薄い場合も濃い場合もありますが・・・・

そむりえ亭的には「料理無しでも・・・」は困るのです。お料理と一緒にお願いしたいのですが、良く熟してしなやかさを備え香りが開いたピノの場合、それだけでも「うっとり」と言うのは認めざるを得ません。

「うす旨」、誰がつけたか、真実を突く言葉ですね。


ワインメーカーズディナー2題

2010年06月23日 04時24分25秒 | ニュース

1:6月24日のワインメーカーズディナーですが1名様分の空がありますが今日23日の18時までで完全締め切りとします。御容赦ください。

2:7月15日(木)もワインメーカーズディナーの予告をしておりましたが、日本リカー様のご協力により開催が決定いたしました。やはりブルゴーニュのルイ.ジャド社のディナーです。今回は、醸造長を務めるジャック.ラルディエール氏とともに伝統あるジャド社のワイン作りを支えるギョーム.カステルノー氏を迎えます。面白いワインのラインアップでお楽しみいただけそうですので万障お繰り合わせの上、ご参加賜りますようお願い申し上げます。

日時;7月15日(木)19:30~

会費:12,000円(税込)

募集人数:18名

〆切り:7月10日頃(今回の様にキャンセル等で延ばすこともあります。

お申し込み:お電話(06-6484-0530)にて私、樋口をお呼び頂き、お申し込みください。


近々のスケジュール

2010年06月22日 04時50分46秒 | スケジュール

1:24日はワインメーカーズディナーの為、22時過ぎ頃まではお席がありません。この日にご予定の方は御容赦ください。また、いつもの感じだと22時過ぎに終了し、急いでリセットし、ご案内可能にいたしますので、21時半頃に確認のお電話を頂けるとかなり正確な状況をお伝えできると思います。宜しくお願いいたします。

2:7月6日(火)は私、樋口は高松に出かけなければなりません。店は竹中店長と三宅見習いソムリエが頑張ります。たまには「樋口以外に注いでもらいたい」という方もいらっしゃると思います。是非、ご利用ください。

3:7月15日位に、次のワインメーカーズディナーのオファーが来ています。決まり次第、ココとツイッターでご案内いたします。

以上3点宜しくお願いいたします。


大したことではありませんが

2010年06月22日 03時45分21秒 | ちょっと休憩

昨日のこのブログのページヴューは過去最高でした。

なんてことを書くと「いったいどれ位?」って聞かれるでしょうが、それは所謂ブロガーさんと違って「しれた数字」です。326。

しかし、ま、嬉しいですよね。

解析の数字を見ていると、カリフォルニアワイン.バイ.ザ。グラス.プロモーションで入賞して、アチコチのリンクから来られた方が目立ちました。また、ツイッターからの方も多く、やってよかったかな、と思います。

しかし、増えれば増えるほど書く側としては、いい加減なことは書けないなあ、とプレッシャーですね。

皆様には、可能な限り毎日、お得な情報、役に立つ知識etcを発信できるよう頑張りますよ。ツイッターとともにご利用くださいませ!!!


「ツイッター開設してアタフタしてます記念」終了

2010年06月21日 03時41分05秒 | ちょっと休憩

昨日20日でタイトルの催しを終了しました。そうですねえ、10日間で20組位の方にご利用いただいたでしょうか。本当に有難うございました。

ツイッターは未だ使いこなせているとは言えませんし、フォロワーの方からツイートして頂いても気が付かないことも多く、申し訳ないと思っています。

また色々と考えてブログやツイッターを使ってお得情報を流しますので、どうぞ、チェックを忘れずにお願いいたします。


滅多にないことですが・・・

2010年06月21日 03時13分02秒 | ちょっと休憩

飛び込みのお客様がいらっしゃいました。そうですねえ、2ヶ月に1組も無い位です。

通常、どなたかの紹介か、ネットで見つけられて、とか。

だいたい入り口を開けるまで、どんな店か判らないような造りですし、アメ村ですからそむりえ亭には若過ぎる人たちで溢れていて「ワインでも飲もうか?」って成らない地域です。

ですから、時折飛び込みで来られても、グラスワインが大概1,000円を超えるそむりえ亭の顧客にはならないのです。

ですが今日の方には喜んで頂けた様な気がします。「また来ます」というのを真に受けておきたいと思います。

勿論、それだけを喜んでいることは出来ません。中には不満な方もいらっしゃるでしょう。そちらこそ挽回すべく頑張りたいのですが、そういう方は2度と来られませんから挽回の仕様も無い。

さて今日は月曜日。最も落ち着く曜日ですから来られた方には万全を尽くしたいと思います。


「オランダに負けるな!!」開催しましたが・・・

2010年06月20日 03時08分56秒 | ちょっと休憩

ザンネンでしたね。1968年頃から少年サッカースクールに通っていた私としては「ようやった!!」って思いです。

そむりえ亭は「チョーヒマか?」と思いタイトルの施策をいたしましたが、3組4名の方が反応して頂き、最初からあったご予約や飛び込みと合わせ最悪の事態は免れました。「こんな日」に有難うございます。

さて、そうは言っても「オランダに負けるな!!」用に特別にご用意したワイン(ツイッター参照)を全部使い切ったわけではありません。どうせの事ですから今日も同じ価格でご用意します。グランシエクル3杯、ムルソーペリエール02年ジラルダン4杯、ティニャネッロ01年3杯あります。プレゼントに使った食後酒のうちカナダの珍しいカベルネフランアイスワインが一杯残っています。これは1,500円でご用意します。

また今日20日で「ツイッター開設してアタフタしてます記念」のグラスワイン全種200円引きも終了です。是非「オランダに負けるな!!」用ワインとともに活用ください。


2題

2010年06月19日 03時50分47秒 | ちょっと休憩

1:昨日はちょっとした事故がありました。2年前の8月19日、そむりえ亭開業から12日目、水漏れ事故を起こして大変だったのですが、今回は逆でした。3階の服屋さんからの漏水で2階のトイレが水浸しになったのです。すわ、と思ったのですが、有難い事に店にはトイレが2つあり営業に支障なく、勿論お客様の席にも問題は発生しませんでした。しかし、2年前のことがあるので、どんな惨事になるのか、ドッキドキでした。トイレットペーパー2本と原状回復に使ったオシボリ、タオル位でしょうか?ラッキーでした。

2:今日は土曜日。データ上は最も忙しいはずの日ですが・・・・ 多分テレビを置いている店の方以外はゾッとする一日になりそうですね。なにしろ、ゴールデンタイムに日本=オランダ戦があるのですからね。サッカー小僧だった私としては気持ちは判るのです。ですので、そんな中でもそむりえ亭に足を向けて頂いた方には「オランダに負けるな!!」と電話でもお席ででも言っていただいた方には、「かなりの努力」をいたしましょう!!!!!!

何にするかは、営業前までに(16時過ぎまでに)ツイッターで呟きますのでご確認ください。といっても多少は今の時点で決まっていることを書いておかなければいけませんね。

   a;全てのグラスワイン300円引き

   b;かなりの名ワイン(シャンパン、白、赤1種ずつ以上)をグラスで格安価格で提供

   c;食事をされた方(お1人2皿以上が目安)には食後酒をプレゼント

ちなみにツイッターは140字までですから、何度かに分けて呟くと思います。早ければ14時半位からかなあ。どうぞ、御覧ください。

それからオランダ戦はネットとワンセグで途中経過を実況できるようにしておきますね。お楽しみに!!


久々にバタバタしました。

2010年06月18日 03時20分20秒 | ちょっと休憩

昨日は久々にバタバタしました。いい汗です。客層も多岐にわたり、いい感じでした。

また、そんな日に限ってサービススタッフは1名少なめで追われるのですが、1名少ない理由は嬉しい理由ですから仕方ありません。

5月に行った「カリフォルニアワイン.バイ.ザ.グラス.プロモーション」の入賞店に選ばれ、その表彰式が東京でありましたので竹中店長が出席していたからなのです。

お陰でこの業界に飛び込んだばかりの三宅君が9月にカリフォルニア研修旅行に行ける事になったのです。経験する、というのは何事にも代えられませんので、三宅君にはたっぷり勉強してきてもらいます。

で、7月中旬頃にはこのプロモーションのアンコールを2週間ほど開催します。5月のワインとほぼ同じ構成ですが、若干入れ替えをして臨みます。カリフォルニアファンの方は是非どうぞ!!


ワインの甘辛表示

2010年06月17日 04時20分34秒 | ワインの事

ワインの甘辛表示ですが、漢字で書くと実は判りにくいかもしれません。何故なら甘口は良いとして「辛い」ワインって無いですよね。日本酒でも「辛い」ものはありません。

つまり糖度の在る無しで「甘くない」ものはあっても「辛い」例えば塩辛さ、唐辛子の辛さ、わさびの辛さは無いのです。日本酒などで良く使う「端麗」というのはいい表現ですね。

英語では辛口はDRY、フランス語でSEC。英語で辛いというときはHOTとかを使うわけですから、辛いというニュアンスではないのでしょうね。

ちなみにEU圏では1㍑あたりの残糖が4g以下の場合は無条件で「辛口扱い」、酸が多い場合9g以下でも「辛口扱い」です。シャンパンの場合BRUTが辛口を示すのですが、これは結構残糖があります。

レモン果汁を甘いと言う人は少ないと思います。果汁ですから当然糖度は結構ありますが、ワインも酸のある飲み物ですから若干の糖度はむしろ必要なのかもしれませんね。

また、それとは別にアルコールも甘さを感じさせたり、香りも甘さに強い影響を与えるということも重要です。糖分はないのに甘い、とか、さっき飲んだ時は辛いと思っても酸の強いワインのあとだと甘く感じる、とか。

ちなみに本当の甘口は明らかに糖分がありますが、合わせるデザートによっては甘く感じないこともあります。これは食事の締めくくりとしては間違えたくない選択ですのでご相談ください。