つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

将棋から…思うこと

2010年09月22日 | 子育て
奨励会制度というものが将棋の世界にあるのは、よく知られていることだ。
奨励会リーグを勝ち上がり、25歳までに四段に昇段できればプロとしてやっていくことができる。できなければ退会しなければならない。とても厳しい制度だ。

この奨励会、別に男子に限るということでもない。
女性であっても奨励会に入り勝ち抜けば、将棋の棋士になることができる。ところが、今まで女性でこの厳しい戦いを制したものはいないようだ。
女流棋士はいても、女性棋士はいない。不思議だ。

JT将棋日本シリーズ子ども大会でも集まるのは、圧倒的に男の子だ。
100人集まれば一人二人女の子がいれば、という感じである。
小学生大会レベルだとあれよあれよと男の子を倒して、決勝まで勝ち上がる子もいる。
ところがそこから先は男の子にかなわない。どうしてだろう…?

私は女子大を卒業している。
当時ついた教授が「女子の指導は難しい」と男性の指導と女性の指導の違いを話されていた。
スポーツの世界でもよく聞く話だ。
男子を育てるのが上手なコーチが女子も育てられるかというと、これは違うようだ。

長男が生まれ、年子で長女を授かったとき、叔母に「男の子も女の子も育てて一人前、うらやましいなあ」娘しかいない叔母は、そう言って始まったばかりの私の子育てを応援してくれました。
確かに、男の子と女の子は違います。一人目が男の子か女の子かで、お母さんの感じも全然違います。

この感じの違いが、女流棋士はいるけれど女性棋士はいないということの理由の一つなのかもしれません。

でも、思います。人として生きていくのに男も女もないのですから、いつかこの難関を突破してプロ棋士になる女性が出てくるはず。それは、とってもわくわくする出来事です。



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『将棋で「ココロ」を育てたい。』

2010年09月22日 | 徒然に、
日本たばこ産業が冠企業になって行われている将棋のプロ公式戦がある。
それに合わせて子ども大会が全国で開催されている。
小学生だけが参加できるのだが、駒の動かし方さえわかっていれば誰でも出ることができる。
うちの末っ子も将棋を始めたばかりのころ「駒さえ動かせればいいのよ」と勧められて参加した。
以来、1年に一回あるこの大会を本当に楽しみに過ごすようになった。
その小学生大会の開催趣旨が『将棋で「ココロ」を育てたい。』というものだ。
今年の大会の案内にはさらに「成るとは育つこと」というものが増えている。

将棋は面白いボードゲームだ。
私は何度教わっても駒の動かし方を覚えることができないのだが、老若男女誰でも対戦することができる。力の違う者同士でも「駒落ち(力の強いものがその差に応じて駒を外して戦う)」という方法で対等に対局することができる。「お願いします」で始まり、勝敗は、自陣の王様が逃げどころを失ったものが「負けました」「ありません」と自らの負けを認めて決まる。それまでは考え続けることができる。

先日、新札幌で開催された小さな大会での注意事項では
「いつまでもぐずぐずしないで、はっきりと負けを認めましょう」というのがありました。

野球でもサッカーでも、勉強でも時間ぎりぎりあきらめずに粘ることを望まれますが、将棋ではそのうえで自分で決断をします。だから必死に考え続けるようです。もしかしたら自分が見落としている好手があるかもしれないからです。

対局中、助言は認められませんが子どもたちは傍らでそっとつぶやきます。
♪粘れ~粘れ~納豆のように~

私が東京に行っている間に、札幌大会が東札幌のコンベンションセンターで開かれました。
一学年下にめちゃくちゃ強い子がいます。苦手意識があって、どうしても粘れません。
大好きなこの大会、最後の年はベスト16で終わりました。
でも、この大会のおかげで確実に末っ子は「ココロを育てていただきました」
タバコは賛成できないけれど、JTがこの大会を続けてくれている事に感謝しています。

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寒い・・・?

2010年09月22日 | 日記
15日の夜に帰札。
帰ってきて会う人、会う人に「札幌も暑かったのよ」言われた。
東京もそのころは雨がようやく降って35度を下回るようになっていたから、まあ、同じあゆみだなと思っていたが、昨日、今日のこの涼しさは何だ…?
秋がきたんだなあ。
半そでだけではとても涼しい…というか寒い。
子どもにあわてて長袖の上着を出した。
昨夜のおかずは、おでん。好評だった。

ああ、冬が来る。
私はこの季節が嫌いだ。北海道の冬は寒い。
冬になってしまえば春が来るのを待つばかりだが、冬になるのを待つこの季節がとても嫌だ。

ああ、冬が来る。
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