つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

“嵐”のコンサートチケットは…? その2

2010年10月18日 | 徒然に、
今日の朝日新聞の“声”欄に

「アイドル公演、販売法に疑問」

という意見が載った。
中学1年生の娘さんがアイドルのコンサートに行きたいと思ったことから始まった、チケット販売に対する疑問が書かれている。明らかにこれは“嵐”のチケットのことだろう。
このお嬢さんは4枚分3万円を送金し、抽選に外れてしまい、戻ってきたのが27,800円だという。差額は返金手数料だという。2200円という手数料がどういうものなのか定かでないのですが、申し込むためだけにこれだけかかる…言葉がありません。

宝くじと同じ考え方なのですね。あたれば夢が見られるけれど、夢をみるためには投資しなければ可能性もない。でも、コンサートチケットの購入は宝くじなのでしょうか…?
もう少し現実的な商取引ではないかと思います。

郵便為替で返金されたと書いてあるので、郵便局の手数料は420円であるはず。
残りは、ジャニーズ事務所の手数料です。
6月末から今まで金利を稼いでいるはずなのに…強欲としかいいようがないです。
ネットでいろいろあたると、商取引上は違反になるそうだが、ファンクラブの規約で不利益を被ることを受任しているそうだ。しかし…。転売で暴利をむさぼっている相手とは違う、相手は10代の子どもたちだ。なんとかならないものか。

高校生のうちの娘も小遣いやお年玉をコツコツと貯め、やりくりをしている。「この頃CDが毎月出るから大変」という。今回のチケットも誕生日プレゼントということでやっと申し込んだものだった。
こんな怪しい手数料を取るより、その分でCDを余計に買ってもらったほうが事務所にも“嵐”にも有益ではないだろうか。
もうひとつ提案すれば、修学旅行の積立金のように積み立ててもらってもいいのではないかとも思う。
次の抽選であたったときに回してもらうとか、グッズに変わるとか。ファンクラブの会費にすることができる。など返金手数料を取られるくらいなら、そのほうがずっといいと思う。
ポイント制でもいい。なんとかならないのかと思う。

前金制というのは、会場に空席ができることをなくすための方法らしいが、
今バラエティをみていると、露骨にチケットをねだるタレントさんがいっぱいいる。
いくらでもその人たちに埋めてもらえばいいことではないか。
まだまだ育ちの時間の中にいる子どもたちが、功利主義の不合理な扱いを受けることがないように、“嵐”の皆さんにもアイドルとして、その世代を相手にしている責任を感じてほしいと願います。
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訃報

2010年10月18日 | 日記
叔父の訃報が届いた。
私の母の妹のつれあいだから、血のつながりはないのだが、
子どもの頃は大変世話になった人だ。

わけ合って、家族とは離れて一人暮らしを長くしていた。
未婚の子ども二人は病気持ちの母親と暮らしていたので、年老いてきた父親のもとに週に一度身の回りの手伝いに通っていたという。毎週土曜日に行くのだが、金曜日によったら、トイレの前で「しまった」という顔をして亡くなっていたそうだ。

85歳というので、「仕方がない…かな」という気持ちもわいてくる。だが、それでもにこにこ笑っている叔父を思い浮かべ、仕方がないではないなと思う。

年老いて一人で暮らすということはそういうことなのだ。

今は年寄りと私の子ども二人と暮らす、独り者の姉がぽつりと「私もこういうことを覚悟しなければ」と言った。でも、4人の子どものいる私だってわからない。わがままいっぱいやりたい放題の時間を過ごしている主婦である。子どものつれあいとうまくやっていける自信はさらさらない。考えれば、病院で外に出たいなあと死ぬよりは、あっけらかんと逝くほうが本望かもしれない。ただ、周りの人には少々迷惑をかける。

高校教師として堅実に生きた叔父は、北海道にゆかりの血統でもあった。
北海道史をひも解くと、叔父の家の名前が出てくる。
そういう家でそだち、まじめに生活していた叔父の最期が、もう少し…それは言うべきことではないのだろう…。

合掌
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