大阪の高校で起きた事件に、事情をよく知らないものがあれこれコメントを言うことは
いけないことだと考えている。
ただ、報道で知ることのできる情報の中で、
学校、先生、生徒、保護者、教育委員会、行政・・・・
私は教育評論家の尾木直樹さんの言った
「誰があんなことをやらせたの!」
それに共感を持った。
あそこで行われた教育の間違いを正していこうという姿勢を示すべきは、
子どもではなく、大人だということはわかりきったことだからだ。
子どもにああいうことをやらせた時点で、私はあの学校に通う生徒の周りにいる大人に胡散臭さを感じている。
それまでは、またあの市長さんが突っ走ってテレビで騒いで、ほっておけばいいのにと考えていたが、
私が感じている胡散臭さの中で若い彼らが教育を受けるということは、
ことが公になった今、いかがなものかと考える。
あの市長さんは大きな花火をあげるのが得意な方で(それはそれである意味必要だと思う)
上手にしりぬぐいをする人がいないといけないのが難点だが、
今回のことで言えば、彼独特のパフォーマンスばかりではなかったのだろう。
教育に行政が横やりを入れて、というのはどうなのかということを棚に上げれば、
これは、もしかしたらいい方向へ向くきっかけにすべきなのかもしれない。
挫折を感じているだろう生徒さん達には、大人の失敗でなんとも申し訳ない感じがするが、
どの道を選んでも人生はきっと平坦なことばかりではないと思う。
踏ん張ってほしい。