映画を観ているような有様に初めはピンときませんでした
私のことを言えば、札幌に帰る飛行機が無事に飛ぶだろうかと心配していたあの頃、
西日本では訪れる天変地異に警戒をしだしていたという
私の大学時代の友人の一人が宇和島に住んでいる
今、彼女の住まいは普段の生活がおくれているというが、彼女の実家が吉田町にある
困っていないかと連絡をしたら「大丈夫」と返事があった
だが道路が寸断されていて実家の様子を見に行けないという
禍福は糾える縄の如し は、この頃の私の信条の一つになっているが、
彼女のここ数年の“禍”の勝りようは、それほど福があったはずもなしとおもうような有様で、
この1年の間に亡くなった親族は三人、一つ終わると気持ちが癒える間もなくという感じだった
それでも春からこちらは外に出かけ、空き家になった実家の家庭菜園を復活させ、
前向きに頑張っていた…その上にまだこういうことがあるのかと涙がにじむ
昨日から、水を届けたり、洗濯物を引き受けたり、風呂を提供したりしているらしい
四国はお遍路さんの歩く土地柄で、
また大きな台風がよく通る場所で、
学生時代に彼女から聞いた相互扶助の様子は、都会ものの私には経験のないものだった
頑張りすぎないようにと思う、思うが、今は頑張らないと日々を過ごすこともかなわないだろう
物流が復活したら、手に入りにくいものはいつでも送るからと伝えている
いつでもあなたのことを考えている…それだけは間違いなく、必ず、
被害にあわれた方、それを支えている方、心よりお見舞い申し上げます
暑いと聞きます
くれぐれも体調に十分にご注意されますように、それができますように、
と、日々願っています
この大きな西日本の災害の隣で、報道されていないところで、被害にあわれている方がいると思います
北海道でも東川町などで大きな被害がでています
そういう地域の皆様すべてが、順調に復興されますように心からお祈りいたします