つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

三つ目のこと

2018年07月12日 | 徒然に、

もう一つ補修してもらえることになった不具合は、どう説明したらよいかちょっと見当がつかず、

説明しやすい写真がないかとあれこれ探したが、見当たらない…困ったな

開き戸と枠との傾き  と言えばわかるだろうか?

この補修、材料がそろわず改めて秋口にかかってもらうことになったので、

その折に報告ができるようにしたいと思います

 

ブロ友さんからの指摘にもありましたが、

補修工事は施主が「ここがおかしいから、なおしてくれ」と言わなければ始まらないことが多いと思います

知識の足りない施主がプロ相手に、クレーマーでなく正しく主張できるかというと、

よほどの人でないと、これはおおよそできないだろうと感じます

いや本当は施主も努力をすべきだろうけれど…それでもにわかで間に合うような話ではありません

メーカー側の裁量にかかっていると言って間違いないかもしれません

ではどうしたら良いのだろう…???

 

信用するしか方法はないのではないかと思います

己の信用に足る人と出会う

それが家を建てる際の極意ではないかと感じます

 

アドバイザーに言われたのは「直す」ことばかりではありませんでした

全体を考えて「直さない」を選ぶのも正しいというのです

メーカー側が用意している保証期間は、駆体に関して以外は2年がほとんどで、

それを過ぎてから直しができるだろうかと考えてしまうのです

どんなものでも今のうちにというのが本音ですが、

その補修がこの家に対してどうかというと、

あながちやらない方がいいということもありえそうです

 

 

例えばこれはリビングの天井に走るしわですが、ちょうどソファに座ると目に入る位置にあります

 

これも階段室同様、使われている材のつなぎの部分になるのだそうで、

季節の移ろいで収縮度合いが違いその引っ張りあいが、一番上のクロスに現れてしまっているということでした

当然、私は直してもらいたいと思いましたが、

これを直すとなるとこの部分だけでは絆創膏を貼ったようになるので、天井すべてを貼りなおすことになり、

照明を外し、感知器を外し、一面を貼りなおしても、壁との色の差は歴然とするだろう

アドバイザーの助言は「これは我慢した方がいい」

クロスは汚くなり傷んでくるもので、いずれ全面張り替えようというときがくるから、その時でいい

その話、理解できますが、どちらをどう考えるかその判断が素人にはとても難しく思います

やっかいですね、

でも、こうも思うのですよ…確かに不具合は全部直してもらいたいと思いますが、

直すのも生身の人間です…とにかく全部直せというよりも、

ここは分からなくしてくれればいいから、こっちはきちんと補修してほしい

みたいな“押し引き”は必要ではないかと思うのです

直したって、直した先でまた不具合は起こるはずですから…

 

それでも補修に入ってくれたクロス屋さんは頑張ってくれて

 

角度によってはこの通り目に入らないくらいまでにしてくれました…この作業をしてくれたのは若い職人さんで、

天井を眺めながら、繊細な手つきでカッターを入れ、ノリの入った注射器のようなものの先を押し入れ、だましだましのばしてくれました

全然わからなくなったねえ…とはなりませんでしたが、ああいう姿をみたら、これでいいような気がしました

 

家を建てる  というのは、ひととの出会いだと実感しています

どれだけ信頼を寄せられるか、寄せた信頼にどれだけこたえてくれるか

どれだけ作業が効率化されようと、どれだけ工場で作って運ばれて来ようと、

現場でつくる人が、住む人のことを考えて家を建てようとしてくれかどうかにかかっています

我が家の現場監督さんは、私たち家族が現場をのぞきに行くことを嫌がりませんでした

嫌がる人はいないと思いますが、彼は私にこう言ったんです

「現場の職人にとって、実際に住む人の顔をみるって大事なんです」

その時はその後ろの意味を理解することはありませんでしたが、今ははっきりわかります

だから言い切れます あの人はいい現場監督さんです

 

 

 

備忘録として

 

綺麗にできていた土台ですが、一か所ひびがみつかりました

メーカーの説明では土台本体のものではなく化粧として施してあるモルタルて言ったかな?

うわっかわに生じているものだそうです

ただしこれについては次の定期点検で再度確認をするということで、了解しています

我が家のあるこの地域は、1軒ずれただけで地盤が粘土質の緩い時があります

幸いにうちは、行った地盤調査で10メートル下に岩盤があると言われていますが、

万が一ゆるい地盤が交じって、点のように下がっているとしたら、

そうです、要経過観察です! 次の時に忘れないように、観てもらいます!!

 

 

最後に、アフターサービスの最初の対応はなかなかのものでした

根性を据えてかかっていなかった私はぎょっとして、どうむきあっていいかおたおたしました

アドバイザーが同席してくれたことを本当に感謝しています

初めての場面で一人でかかってはいけません

どうしたって相手の言いなりに持っていかれると思います

「こんなもんですよ」「しばらく様子見ましょう」

ちょっと想像ができます

 

ですが私がそんな思いをしたと、当時担当してくれた営業さん、設計士さん、現場監督さんに愚痴のメールを送ったら

すぐ対応してくれました

家への思いを計画段階から打ち合わせを重ねて伝え続けた相手と、

出来上がって、不具合だけに向き合うアフターサービスさんとは全然対応が違いました

これはいたしかたない温度差だと思いますが、そこはプロですからなんかいい手立てがあるといいなあと思います

 

引き渡しの日に現場監督さんがこういわれました「本当のお付き合いはここから始まります」

長いアフターさんとの付き合いは、まだ始まったばかりです

えっちらおっちら、何とか漕ぎ出そうとしています

 

自分の幸運を感謝しています

その幸運の縁で支えてくださっている皆さんに感謝しかありません

ほんと、ありがとうございます

 

 

 

 

コメント (2)
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