夫婦並んで爆睡した!
何しろ始発に乗って羽田に向かったから、
もう12時間動いていた
目が覚めたら、窓の外には酒田の街が広がっていた
ここも、鶴岡に負けずにこじんまりした港町だ
昼が遅かったが、漁港が近いから、
海産物を出す店を探して出かけた
魚が札幌と違う!
新鮮で美味い!
お勧めを聞いて、話題の、
のどぐろの塩焼きをいただいた
ほんと、喉のあたりが黒い
ついつい旦那様は出羽錦のぬる燗を頼んでいた
美味いなあ、札幌ではなかなかこういう店に入らないからなあ、
きっとあるんだろうけど、
お腹が空いてなかったからいい出会いがありました!
酒田には用事が二つ
効率よく回るため、レンタカーを借りた
雨がひどかった1日目とは違い、2日目は快晴で汗がにじむほどだった
はじめは酒田市役所
以前どうしたもんかと頭を悩ませていた私の祖父を調査してくださっている方、
なにがあったのか、あの雷のようにたくさんの書簡をおくりつけてきてから、パタリと連絡が途絶えた
高齢の女性だったから、体調が悪くなったのではないかと少しだけ心配しているが、
私は悪いがホッとしている
祖父が亡くなった時に私は10歳
わかるわけがない
この一年の間に叔母叔父が相次いで亡くなり、聞く人が居なくなってしまった
そんな状態ですが、あの時指摘されたことに放って置けないと感じたことがあった
酒田市の万里の松原に顕彰碑が立っている
その顕彰碑わきの案内板に書かれた学歴に誤りがあるというのです
たしかに、…違ってるんです
祖父の資料は戦前戦後のもので、他のものにも間違いが多い
これもどうしてこうなったのかはわからないが、意図的とか、意識的にとか、悪意があったものではなく、知らなかった、確認しなかったということだろうと思います
ですがあの時の指摘はそういうものではなく、そのことから祖父の功績を評価し直し、庄内の人の目を覚まさせるというようなものでした
少し腹が立ったので、しっかりと確認して書いてくださいと返したのだが音沙汰がなくなったので、
ではと、酒田市役所に間違いを直してもらおうと頼みにいったのです
これはかろうじて祖父を知っている私がやるべき事と考えました
費用負担もやむなしかなと腹積もりはしていきましたが、酒田市役所の方は間違いは直しますと快諾してくださいました
万里の松原を市役所の方に案内されて改めて行ったのですが、手入れの行き届いた綺麗な黒松林なんです
ご存知だろうか、山形県から秋田県につながるこの地の砂丘は鳥取砂丘より大きい
私が子供のころ親族が集まり祖父の話になると、
その没頭ぶりが話題のほとんどだった
寝ても覚めても砂防砂防砂防だったと、寝食を忘れて考え続けたようです
それは出た大学によって価値が変わるものではないと、私は感じています
続く