緊急事態宣言を受けて東京都の図書館は閉館が決まった
ああ、楽しみにしていたのになあ…きっと仕事休みになるんだろうなあと思っていたら、
シルバー人材センターから連絡があり、
閉館は始まっているが、大きな組織なので完全に止まるまで時間がかかる
職員の出勤制限もあり、返本作業が…この場合、戻ってきた本を実際に棚に返す作業です
まだあるので、昼間のシフトについては稼働したいという説明で、いよいよ図書館の補助業務に通いだした
これでも通常の半分以下なんですよ…という本の山が図書館内部に積まれていて、私はうきうきした
私ねえ、背表紙みているだけで癒されちゃうみたいなんです
職員さんがコンピューターで返本チェックをした本、そのラベルを読み解き、その本の居場所に戻す
ただそれだけです…それだけですが、楽しい!!
今日、やってほしいと言われた本は団体貸し出しで戻ってきた本
学校や幼稚園など、まとめて貸し借りをしている相手からの返本
これは何冊も書架にあるものが多く、なるべくまとめてくださいと言われた
ぐちゃぐちゃと並んだ中から同じ背表紙を見つけたときの、あの快感たらない
やったね!!みたいな爽快感がある
児童書は大きくて重い、滑るから、なかなか大仕事
でも、面白い
閉館しているから職員さんたち以外誰もいないから、書架の中をぐるぐるといることができる
「ちょっと待っていてください」と、まだ慣れない私は仕事をもらわないとできないから、
その時にそっと棚の本を取り出す
たまらない瞬間だ
好きだなあ…
面倒くさいと感じる日がくるかな?
でも、体力があるうちはやり続けたい仕事だ…しかしコロナ、コロナがなければ、
私が戻した本が人の目に留まり、貸し出されて誰かが読む、夢のようなことだな、
どの本も目に留まるように棚に並べたいと思った
ゆっくりでもいい、そんなことが普通にできる日がくるのを楽しみにしている