つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

曝書

2020年04月25日 | 徒然に、

図書館勤務が終わった

楽しかったな…やったことは、本を棚に返すこと、資料の発送準備、リサイクル本のICタグの取り外し、

用意されたものを言われた通りにやるだけ…役に立っているのかどうか???

助かってますとは言ってもらえたが、やれる仕事をねん出してもらっているようなところもあり、

少し心苦しい…仕事が無ければ帰ってもいいのだが、お役所仕事はそうも言えないところがあるようだ

あと10分、15分のところで、書架の整理整頓をしながら、自分の興味ある本をチェックしていた

幸せだなあ…私は、背表紙を観ているだけで心がおちつくんだ

館内には、来館者がいないことを幸いにいろいろなものが広げられている

平常ならば、貸出業務や返本作業の合間にやっているんだよなあと、

その広げ方ぶりに、結構いろいろなことやっているんだと感心した

その広げられた図書の箱に「曝書」とメモが貼られたものがあった

「曝書」????

読めなかった…昼休み、グーグル先生に聞いてみた

「ばくしょ」で本を虫干しすることをいうそうだ

思わず、出久根達郎の「御書物同心日記」を思った

あの本には虫干しのほかにも

紙魚に食われぼろぼろになった書物を丹念につくろう係りや、

火のけを使えない文庫での侍の暖の取り方など、

面白い描写が満載で、楽しめたなあ…などなど考えていたら、

 

「どうかしましたか?」と職員さんに声をかけられた

「字が読めなくて…」と答えたら、

今は虫干しはすることはなくなったそうですが、書架整理全般のことを曝書するというそうです

 

このお仕事1年契約…1年でもご縁があった幸運をうれしく思っている

さて、来月は札幌に帰るつもりでいたので、シフトの後半を受け持っているので、

次に行くのは本当にひと月後、教わったことを忘れないようにメモしておかなくては、

それでも忘れてしまうんだろうなあ…あきれられずに頑張るぞ!!

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする