何冊か、図書館の職員さんに薦められて手に取った本がある
自分では出会えなかっただろう本との出会い
とても幸せな時間です
新しい一年が始まった 今年はどんな本との出会いがあるだろうか
12月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:3336
ナイス数:109ぼくの帰る場所 (鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち)の感想
大人とつながらないヤングケアラーのAJ 必死に家族を守ろうとする 助けてということもわからなかったんだろう 物語はAJの目線で進むのでもやもやとした部分も多く、物足りなさも感じたが、これがこの年頃の少年の精いっぱいなんだろうと感じた 大人がかかわるようになり楽な気分になっていく まだ守られるべき世代 周りの大人の役割は重要だと思う
読了日:12月31日 著者:S.E. デュラント銃声のやんだ朝にの感想
実話をもとにした物語という…一人の少年兵士がたどった道だが、実際に起こったクリスマス休戦が上官の命令で戦争をしている兵士たちの起こした奇跡で、前線に出ることのないくそったれ将校どもの野蛮ぶりに嫌気がさす 戦争は誰が始めるのだろう…そして誰が止めるのだろう こんな殺し合いはいつの時代も初めてはならない 美談ばかりではない物語が説得力があり読みごたえがあった
読了日:12月27日 著者:ジェイムズ リオーダンサンタクロースに会いましたの感想
クリスマスに手に取った サンタクロースは誰かを思う心 姿かたちが見えなくても、サンタクロースがいないことにはならない 口伝えの話に付け加えられただろう部分が少し余計なようにも感じたが、読後感は良 ねずみくんシリーズしか知らなかったので気持ちの良い絵にも満足
読了日:12月24日 著者:増田 久雄おじいちゃんとの最後の旅 (児童書)の感想
このじいさんはおばあちゃんが大好きなんだな…願いをかなえた孫もすごいな 派手にあちこちでごまかしの嘘を重ねていく この子のこの才能はすごいや でも、きっとおじいちゃんのために引き出された力なんだろうな
読了日:12月21日 著者:ウルフ・スタルクバウムクーヘンとヒロシマ: ドイツ人捕虜ユーハイムの物語の感想
原爆ドームは最初から原爆ドームではない… ユーハイムが被ばくしていたとは…バームクーヘン 思いが詰まったお菓子だった
読了日:12月19日 著者:巣山ひろみピカドン PICADONの感想
1978年に作られた短編アニメを絵本にしたものと知り、YouTubeを探しに行った アニメのほうは音楽が付いているせいか絵本よりもあたりが柔らかなように感じた 絵本はまっすぐにありきたりの日々に訪れた地獄を見せてくれたように思う ピカドンを二度とどこの国にも落としてはならない
読了日:12月19日 著者:木下 蓮三,木下 小夜子さよならをいえるまで
読了日:12月18日 著者:マーカ゛レット ワイルトキリンのあかちゃんがうまれた日 (ポプラ社の絵本 68)の感想
志茂田景樹の名前にひかれて手に取った のびやかな動物たちの絵が素敵だった 続編なんですね、前作を探します
読了日:12月18日 著者:志茂田 景樹あわ あわ わあい!の感想
絵に魅了された 織物のようだ ひとつ一つの画面が実に凝った作業の重なりで世界が表現されている どのページも目が離せなかった
読了日:12月18日 著者:ジャクリーヌ・デイヴィーズものは言いよう (MOE BOOKS)の感想
細かい、細かい、細かいなあ…目がだいぶに遠くなってきて、なかなか大変だったが、内容は抜群に面白かった そうかヨシタケシンスケはこうなっているのかと満足しました
読了日:12月18日 著者:ヨシタケシンスケ9の扉 リレー短編集の感想
“たくらみ”が面白かった へええ、こういう風にイメージを膨らませるのか、こんな風に話を紡ぐのかと、全体にきれいな姿になったと感じた 途中でくじけるかとも思い読み始めたが、それもなく楽しめた
読了日:12月17日 著者:北村 薫,法月 綸太郎,殊能 将之,鳥飼 否宇,麻耶 雄嵩,竹本 健治,貫井 徳郎,歌野 晶午,辻村 深月核兵器をなくすと世界が決めた日の感想
この場に日本がいない その力関係がとてもつらい
読了日:12月16日 著者:高橋 真樹,岩﨑 由美子ザスーラの感想
頁をめくるたびに次々にあらたな出来事に見舞われる…ワクワクドキドキどうなるどうなる?とページをめくった なんと映画化されているのか…ああ、そういえばボードゲームに入り込む…あれがそうか 今度そちらも体験しに行こうと思う
読了日:12月16日 著者:クリス・ヴァン・オールズバーグ,Chris Van Allsburg,かねはら みずひとラッセルとクリスマスのまほうの感想
この絵がとても好きです
読了日:12月16日 著者:ロブ スコットンいつかはきっと…の感想
「いつかはね、いつかはきっと」そんなことになったら大変と思うものもあったが、いつかはきっとと夢見る少女が、食事呼ばれてとんとんと階段を下りる後姿にほっこりした
読了日:12月16日 著者:シャーロット・ゾロトフ人生に七味ありの感想
うまくゴールにいたりました ひとそれぞれ持ち味があって、まじめにやっていれば苦労はあってもこういうゴールを迎えられるといいなあと思った なかなかそうはいかないからすっきりした
読了日:12月11日 著者:江上剛クリスマスの猫の感想
牧師館に“魔物”が取り付いてしまった それを赤毛の勝気な女の子が出会った少年と力を合わせて追い出したんだな…イギリスの階級社会のひずみを背景に、おなかの大きい猫を助けるのは星に導かれてたどり着いた馬小屋で…キリストの誕生を祝う物語、生活に当てはめられるのはやはり信仰心が染みているせいなんだろうなあ 読後感良です
読了日:12月08日 著者:ロバート ウェストール女わざ―東北にいきづく手わざ覚書の感想
手書きで書かれたものがそのまま、これだけの文字を一定のリズムで書き上げる…もうそれだけで魅力がある 内容も楽しいが、そこに引き込まれた
読了日:12月05日 著者:森田 珪子鶏小説集 (角川文庫)の感想
「肉小説」は得手でなかったので、恐る恐る読みだした これは面白かった 息子のことが苦手な父親 お互いの家族がうらやましい友達 なんかわかるわかるっていう感情が描かれていた 青春小説だな これはまだ先が読みたいと思った
読了日:12月05日 著者:坂木 司日本木造校舎大全の感想
私はほぼこういう校舎で学んだ 鉄筋校舎が珍しい時代だった 風が吹くとガタガタと揺れ、窓枠がすっぽり抜けてしまったりした 身軽な男子が二階の教室の窓を掃除していたなあ そんなことを思い出した 作者は不登校だったという 人として生きていくのに道は一つではないと、改めて思った
読了日:12月04日 著者:角皆 尚宏一発屋芸人列伝 (新潮文庫)の感想
この方の文章の評価を聞いたことがあり、一度読んでみたいと思っていた 最初のほうは取材に基づいて書かれていて、そうなんだと思いながら読んだのですが、後半に取り上げた芸人さんの人物のせいもあるのか、その芸人さんを描いているのではなく、著者がどう考えているかが強く伝わってきて少し抵抗があった 伝えるというのは書き手のスタンスがないといけないが、この本の場合はもう少しかくして伝えてほしかった ほかの本はどうなんだろうと思うが、しばらく時間を置かないとだめだろうと感じている
読了日:12月04日 著者:山田ルイ53世東京タワーが見えますか。の感想
サラリーマン小説とは思わず手に取った 池井戸潤作の勧善懲悪、結果シャンシャンの楽しい読み物とは少し違うかな、、、?悪いものも飲み込める度量がないといかんとよく聞くが、そういうところなんだろう…でも結構楽しく読んだ 他も読んでみたいと思う
読了日:12月01日 著者:江上 剛
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