つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

植木

2010年12月06日 | 日記
1ヶ月ぶりの実家の庭に植木屋さんが入っていた。
今まで通ってきてくれていた植木屋さんは高齢となり、跡を継ぐ人もなく3年ほど前にリタイヤしてしまった。
以来、手が届かなくなってしまった木がのび放題になってしまった。
知人が紹介してくれたこのたびの植木屋さんは、若い人で将来安心というところです。聞いてなあるほどなあと思ったのは、今まで、我が庭にそんな道具を持ち込んだ職人さんはいなかったのですが「電気のこぎり」なるものを持ってきて次々と切り落としたらしい。思い切りよく切り落とされた木たちは少しあわれも感じるが、楽に春先に芽を吹くだろう。何より二階の窓からの風景が明るくなって、気持ちがよい。
庭木を持つということは、やはり金持ちの道楽なのだなあといつも思う。
植木関係は、年寄りが自分の仕事と考えていつも年金からまかなってくれる。教育費だけで四苦八苦の我が家にお鉢が回ってきたら、私は必死に木によじ上ってしまうかもしれない。
このたびの若い植木屋さんは、仕事も早く、賃料もそれほどいわなかったそうだ。ありがたい。
毎年はいってもらえれば大きな出費にならずにすむが、車の車検料と同じで、なかなか気の重い出費だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暖かい

2010年12月05日 | 日記
東京は、暖かい。
暖かいだろうと思っていたのだが、帰りのころの札幌の天気予報が雪だったので、
ブーツを履きコートもいくらか暖かいものを着てきた。もう機内からふわっとアツかった。
足もとも失敗したなあと思ったが、在来線に乗り換えて周りの人が結構がっつりブーツを履きこんでいるのを目にした。
あれ、蒸れないのかなあ…。ブーツは防寒具の要素が大きい。冬用のコートや帽子、手袋、昨今はネックウォーマーと同じだ。寒さの度合いに応じて決まってくるが、どうも東京の人は防寒具というよりはおしゃれで履いている部分が大きいようだ。北国の人間から見ると笑ってしまう感じだが、本人が「寒い」と思っているのかもしれないから、強くは指摘できない。

今日は、私の母親の命日だ。
もうかれこれ亡くなってから40年がたつ。
不思議…。人はだれも死ぬのだが、自分の番が近くないことを願ってしまう。
それでも母親っ子だった私が、その母を失ってそんなに長い時間をすごしてきている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上京

2010年12月04日 | 日記
これから、10日ほどの予定でまた上京します。
書きたいこと、残したい思い、いろいろあるのですが、
気持ちが落ち着かず文章がまとまらず、思ったほどの更新をすることができずこのまま東京に向かいます。

今日は長女の誕生日。
おめでとう!

風が強いので、すこし不安…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お金をこわして

2010年12月01日 | 日記
末っ子はNHKの教育番組「シャキーン」が好きだ。
目覚まし代わりに「シャキーンが始まったよ」と声をかけると、すくっと起き上がってくる。
私のパートナーは、大学で文章の書き方のようなことを教えている。苦手意識の強い若い人に導入するのに「シャキーン」の内容を取り上げることもある。

その「シャキーン」の中で、方言を取り上げているコーナーがあります。
一つの言葉で、その地方独特の意味を持つものだ。
今日は岐阜「お金をこわして」――両替してほしいときに使うそうだ。
感じはわかるが、いきなり使われたらびっくりするだろう。

北海道にも似たものがある。
「手袋を履く」おわかりだろうが、これは手袋をはめるときに使う。
子どもに声をかけるとき「手袋を履いていきなさい」「手袋を履いたかい?」
私は東京の人間で、これを聞いた時意味は通じたのだが違和感を感じた。
周りの道民は当たり前のことのように使うので長い間黙っていた。
でも、長男が関東の大学に行くことが決まったときに、たまらず注意した。
「手袋は履くものではなく、はめるものだからね。履くのはズボンや下着、靴下で、下のほうのもの。笑われるからね」

開拓の歴史を持つ土地柄のせいでしょう、北海道の方言は東北や沖縄などのように理解するのが難しい言葉とは違います。「なまら」「ちょす」「あづましくない」「がおる」など、どういう意味ですかと聞き返す言葉もありますが、ほとんどはわずかなイントネイションのちがいです。なんとなく違うというたぐいのものです。たとえば「椅子」関東では平板に発音しますが、札幌では極端に高い音から低い音に下げます。「ピアノ」では「ア」の音を高く上げ「ノ」を「ピ」より下げます。
こちらに暮らしだした当初は、その音の違いが耳に引っかかりましたが、20年も住むと自分の言い回しが北海道のものになってきていることを感じます。北海道が溶け込んできているのでしょうね。

「お金こわして」
岐阜を出るとき、親御さんはお子さんに「お金はこわすものじゃないからね」と言っているのかな…
住んだことのない土地に思いをはせました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする