今日の札幌は、風が強く地吹雪がひどい。
昨日、終わって帰ってきた末っ子はほとほと疲れた表情だった。
それでもテレビで放映されていた速報をチェックしながら、自己採点。
そして一言 「悔しい」
耳を疑った。あれだけほやほやしていた子が、足りなかった手ごたえに「悔しい」と言った。
ああ、これでいい。
受かれば、神様のご褒美だが、受からなくてもこういう思いを自分で勝ち取った。
この次目標に向かうときに思いだす。 これでいい。
末っ子はいい受験をした。ホッとした。
今日の札幌は、風が強く地吹雪がひどい。
昨日、終わって帰ってきた末っ子はほとほと疲れた表情だった。
それでもテレビで放映されていた速報をチェックしながら、自己採点。
そして一言 「悔しい」
耳を疑った。あれだけほやほやしていた子が、足りなかった手ごたえに「悔しい」と言った。
ああ、これでいい。
受かれば、神様のご褒美だが、受からなくてもこういう思いを自分で勝ち取った。
この次目標に向かうときに思いだす。 これでいい。
末っ子はいい受験をした。ホッとした。
言葉の選び方、文章の組み立て方が下手なんだろうなあ・・・
朝日新聞もわかっていて、こういう文章を選んだろう? と、とっても深読みしてしまう。
言っていることは正しくて、そういう気遣いを私たちはするべきで・・・
でも、しっかりと反発を感じてしまう。
先日の「子連れ優先席を新幹線に」と同じ感情を抱いてしまう。
私は申し訳ないが悪阻の経験がない。
根が鈍感なのでそういう症状があっても悪阻と感じなかったのかもしれないが、それにしても軽かったのだろうと思う。
だから「悪阻がひどい」に、うんうんと頷くことができない。
でもね、理屈で組み立てても、そんなに大変なのになんで臨月まで働いていたの?
母体が大事なら、仕事よりも己の体を優先すべきじゃないかと思えてしまう。
と、これは、売り言葉に買い言葉です。
だからこういう理屈の積み重ねで、妊婦さんに理解をと求めてもうまくいかないのです。
世の中には妊婦よりも大変な人が、本当に本当に隣にいるのですから・・・
末期癌を患っていた姉も、動ける限り電車を乗り継いで会社に通っていた。
食べることができず体重が半分以下になって、筋肉も落ち、ゆっくりゆっくりとしか歩けなかった。
薬のせいで、気分が思わしくないときも多かっただろうと思う。
杖を突いて、人にぶつかればよろけてしまうから、会社に頼んで出社時間を少し遅らせ・・・
それでも、電車の中で席を譲られるのは数えるほどだったようだ。
だから譲られたときは本当にありがたかったらしい。
当然彼女も「ヘルプマーク」を下げていた。
いろいろなものがあったが、最後はこれに落ち着いていたはずだと思う。
東京のみなさん、これは都営大江戸線で配られています。
*これは、見えない「ヘルプ」を可視化するマークです。
皆さんにお願い。このマークを使っていらっしゃる方は、お元気そうに見えても何かしらの疾患を持っていらっしゃいます。
乗り物では席を譲ってあげてください。街中で困っていらっしゃったら、声をかけてあげてください。
若いお母さんにはこういうお願いを 「威張らないでほしい」
マタニティマークを持っている人は本来健康であるのだから、
つらくて大変なときは、勇気をもって「席を譲ってほしい」とお願いすればいい。
言わなくても周りが気づくべきだというのは、あまりに横暴のように感じるし、
「日本の未来を担う子ども」を授かった身の上として、無責任ではないだろうか?
堂々と口にすればいい。
大事な体なんだから。
お母さんが優しい気持ちで周りの人と接したら、その子育ては本当に豊かなものになる。
こういう年寄りの話はうるさいかもしれないが、いろいろなことを経験してきている。
いろいろなことを感じてきている。なかなか馬鹿にしたもんじゃない。
子育てはピンポイントで何かが劇的によくなることは決してない。
あらゆることが総じて育っていく。
「私の言っていることは正しい」とがんばるよりも、そういうつらい思いをしたあなたが
この場合で言ったら、いつでもそういう人に席を譲リ続けていたら、
あなたの周りではそういう気分が広がっていく。
何とも歯がゆい限りだが、それが一番早道の解決方法なのだとこの頃わかってきた。
長男と末っ子は9歳離れている。
末っ子は生まれたときから兄や姉、その友達に囲まれてワイワイガヤガヤ過ごした。
兄や姉の受験が始まったのは、彼が幼稚園の年長の時。
卒園式と長男の公立高校の発表の日が重なった。
気もそぞろの両親のもとに届いた知らせは「不合格」
初めての子どもの試練に親は血の気が失せて、卒園の余韻に浸ることもなく家に飛んで帰った。
その日の夕飯は忘れもしない「野菜炒め」だった。
次の年が長女の高校受験。
そして1年あいて長男の大学受験。これも見事に空ぶって、次の年は華やかだった。
なんと兄と姉二人が受験生だった。
その次の年は、長女が一人大学受験に挑み。
末っ子が中学に入って次女の大学受験があって、これで兄姉の進学のための受験を終了した。
大学受験のたびに、一人ずつ家を離れていき、
自分が3年生になった時には一人っ子状態。その上母親が長期不在になり、父子家庭も経験。
人が絶えない家だったのが、二人に・・・びっくりだ。
10年前、こんな事態を思いもしなかった。
飄々とした末っ子。
人生がずいぶんと先に進んだときに、末っ子はこの15年をどういう風に思うのだろう?
今朝、末っ子を学校に送り出して思った。
母も父も一生懸命、育てたよ。
そして今も変わらず、一生懸命あなたもお兄ちゃんたちとも向き合おうとしているよ。
それだけが親として胸を張って言える事だから。
だから、辛いこと 悔しいこと たまらないことがあったら、全部親のせいにして構わない。
あなたより先に死ぬだろう父と母が、全部ひっくるめて担いであの世とやらに持っていく!
だから安心してチャレンジしてほしい。
頑張れ!
私立高校の結果が出た。
幸い、第二志望としていた高校は合格をくれた。
その結果が届いた末っ子・・・・・・・おや、なんかホッとしている、マジやばくね?
第一志望の公立高校の試験はもうすぐだ。
倍率や塾で受けたそっくりテストの結果を考えると、どうも大分にいかんようです。
それでもチャレンジ精神のある子が私は好きなので、出願変更を言いださなかった末っ子を誇らしく思っている。
大分危ない・・・それは上の子どもたちの時にもあったことで、だからと言って彼らはこんなホッとした空気はかもし出さなかった。
やっぱり「さとり世代」なのかなあ・・・・・・・・?
がつがつしていないというか、争いごとを好まないというか、はじめっからあきらめちゃうというか、
うーむむ、どうやって“頑張れ”って伝えたもんかと思い悩んでいる。
好き嫌いの多い末っ子に「うかーる」や「toppa」は喜ばれないので、
あれこれ探して見つけた入浴剤を毎回たっぷり使っていたのが、ここにきて切れてしまった。
あわてて追加を探しに飛んでいき、ますますたっぷり使っている。
サクラ咲く
嵐のCDでも聞こうかな?
どういう道を進もうと、いつでも必ず応援する。
それしか私が末っ子にしてやれることはもう無いようだ。
2月は本中毒だった。
昼間はいいのだが世の中が静かになってくると、無性に本が読みたくなって
まあ、よく読んだ。池井戸潤さんの本がさらさらっと読めてしまうのが、拍車をかけたようだ。
さあ、3月はどんなもんだか?
2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:6967ページ
ナイス数:94ナイス金融探偵 (徳間文庫)
読了日:2月28日 著者:池井戸潤恋する空港 あぽやん2 (文春文庫)
読了日:2月27日 著者:新野剛志不祥事 (講談社文庫)の感想
痛快!ベテランの女子だからこその身軽さで、エリートをなぎ倒していくさまは、時代劇の剣劇を観ているようだ。
読了日:2月26日 著者:池井戸潤嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
読了日:2月25日 著者:東野圭吾クジラの彼 (角川文庫)
読了日:2月23日 著者:有川浩ST警視庁科学特捜班 (講談社文庫)の感想
私には今一つだった。なかなか読み進むことができず、悪戦苦闘。特殊な能力を身に着けているという5人にあまり魅力を感じられなかった。特別な能力があるというだけで、強い個性を感じられずいつも固まって動いているので「○○戦隊○○レンジャー」のようだなと思った。ちょうど名前に色がついているし、そういう設定なのかしら?連作のようなので、この後の本で大いに魅力を放つのかもしれない。
読了日:2月23日 著者:今野敏荻原守衛―忘れえぬ芸術家 (1970年)の感想
事実は小説より奇なり・・・事実だけにすごい!映画にならないかしら?
読了日:2月20日 著者:林文雄創 (つくる) 2014年 01月号 [雑誌]
読了日:2月19日 著者:相棒シリーズ X DAY (小学館文庫)
読了日:2月18日 著者:大石直紀,櫻井武晴かぞえてみよう (講談社の創作絵本)
読了日:2月17日 著者:安野光雅私が彼を殺した (講談社文庫)
読了日:2月17日 著者:東野圭吾株価暴落 (文春文庫)の感想
面白かった。300頁ほどによくここまで絡みこんだ話を作ったと驚いている。そのせいでもないだろうが、最後の詰めに来て、端折ったようになってしまったように感じた。反面、こうだったらと想像することができて、これも一興かなとおもう。映画化されないだろうか?どんな俳優さんがやるのかなと、考えるのも楽しい。
読了日:2月15日 著者:池井戸潤せんせい。 (新潮文庫)の感想
いい、悪いというよりも、記憶に残ると言った方がいいのだろう。そんな生徒と先生のありそうなはなし。心にちくっときてしまった。
読了日:2月14日 著者:重松清果つる底なき (講談社文庫)
読了日:2月13日 著者:池井戸潤山手線内回りのゲリラ―先崎学の浮いたり沈んだりの感想
私は何度習っても駒の動かし方を覚えきれない。でも、将棋の対局のあの何とも言えぬ空気が好き。棋譜の説明が多い将棋本の世界で、先崎学八段のエッセーはやわらかく優しく、そんな将棋の世界を感じさせてくれる。ちなみに私は佐藤康光永世棋聖が一番のお気に入り棋士。だから本書はうれしかった。
読了日:2月12日 著者:先崎学下町ロケット (小学館文庫)の感想
民間でロケット開発を進めている植松電機の植松努さんを連想した。あの方の半生をテーマに小説にすると、こんな感じなのかなあと思った。前半の特許を巡った法廷闘争と、後半部分のロケット開発をめぐる部分と色がくっきりと分かれていて「一冊で二度美味しい」感じ。でもこの作家であったらもうひとひねりできたのではないかと思う。それでも面白くて、次々と頁をめくってしまった。
読了日:2月12日 著者:池井戸潤ロスジェネの逆襲の感想
面白かった。テレビは少し誇張して劇画調が強すぎるように、原作を読んで感じた…テレビだから仕方がないのかなとも思う。原作は、もう少し将棋の駒を動かしていって詰みをとるような、そんなじわじわっとくるわくわく感でいっぱいだ。「仕事は客のためにするもんだ。・・・自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。・・・世の中も腐る」日本を動かしていると自負している政治家、経営陣たちに問いかけてくれているようだ。まっすぐに答えられる人が何人いるのだろう?
読了日:2月10日 著者:池井戸潤暴雪圏 (新潮文庫)
読了日:2月9日 著者:佐々木譲週刊朝日 2014年 2/14号 [雑誌]
読了日:2月6日 著者:SUUMO リフォーム 2014年01月号
読了日:2月6日 著者:疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)の感想
「利己的」の本当のとらえ方が、理解できないでいる。なんとなくぼんやりとは捕まえているのだが、これは私の方の力不足だと思う。時間をおいて再読したらりかいできるようになっているのかしら?そうだといいなあと思う。
読了日:2月5日 著者:内田樹色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の感想
世界中で人気のこの作家の本を初めて読んだ。なんと言えばいいのかわからなくて、ほかの方の感想を拾い読んだ。「賛否両論わかれる作家」とあって、なあるほどと思った。私は好きでもないし、嫌いでもない。だが、ほかのものを手に取る勇気はない。印象としては昔観た「会議は踊る」や「天井桟敷の人々」に似ているかなあと思ったが、雰囲気があるだけでそれ以上ではないように感じた。たくさんの人に好感をもたれている魅力が、私には読みとることがかなわなかった。残念。
読了日:2月4日 著者:村上春樹HO(ほ)Vol.76
読了日:2月2日 著者:BLUE GIANT 1 (ビッグコミックススペシャル)
読了日:2月1日 著者:石塚真一あぽやん (文春文庫)
読了日:2月1日 著者:新野剛志
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