つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

舅根性丸出しで・・・

2014年03月05日 | 世の中で起こったこと

言葉の選び方、文章の組み立て方が下手なんだろうなあ・・・

朝日新聞もわかっていて、こういう文章を選んだろう?  と、とっても深読みしてしまう。

言っていることは正しくて、そういう気遣いを私たちはするべきで・・・

でも、しっかりと反発を感じてしまう。

先日の「子連れ優先席を新幹線に」と同じ感情を抱いてしまう。

私は申し訳ないが悪阻の経験がない。

根が鈍感なのでそういう症状があっても悪阻と感じなかったのかもしれないが、それにしても軽かったのだろうと思う。

だから「悪阻がひどい」に、うんうんと頷くことができない。

でもね、理屈で組み立てても、そんなに大変なのになんで臨月まで働いていたの?

母体が大事なら、仕事よりも己の体を優先すべきじゃないかと思えてしまう。

と、これは、売り言葉に買い言葉です。

だからこういう理屈の積み重ねで、妊婦さんに理解をと求めてもうまくいかないのです。

世の中には妊婦よりも大変な人が、本当に本当に隣にいるのですから・・・

 

末期癌を患っていた姉も、動ける限り電車を乗り継いで会社に通っていた。

食べることができず体重が半分以下になって、筋肉も落ち、ゆっくりゆっくりとしか歩けなかった。

薬のせいで、気分が思わしくないときも多かっただろうと思う。

杖を突いて、人にぶつかればよろけてしまうから、会社に頼んで出社時間を少し遅らせ・・・

それでも、電車の中で席を譲られるのは数えるほどだったようだ。

だから譲られたときは本当にありがたかったらしい。

当然彼女も「ヘルプマーク」を下げていた。

いろいろなものがあったが、最後はこれに落ち着いていたはずだと思う。

東京のみなさん、これは都営大江戸線で配られています。

*これは、見えない「ヘルプ」を可視化するマークです。

皆さんにお願い。このマークを使っていらっしゃる方は、お元気そうに見えても何かしらの疾患を持っていらっしゃいます。

乗り物では席を譲ってあげてください。街中で困っていらっしゃったら、声をかけてあげてください。

 

若いお母さんにはこういうお願いを 「威張らないでほしい」

マタニティマークを持っている人は本来健康であるのだから、

つらくて大変なときは、勇気をもって「席を譲ってほしい」とお願いすればいい。

言わなくても周りが気づくべきだというのは、あまりに横暴のように感じるし、

「日本の未来を担う子ども」を授かった身の上として、無責任ではないだろうか?

堂々と口にすればいい。

大事な体なんだから。

お母さんが優しい気持ちで周りの人と接したら、その子育ては本当に豊かなものになる。

こういう年寄りの話はうるさいかもしれないが、いろいろなことを経験してきている。

いろいろなことを感じてきている。なかなか馬鹿にしたもんじゃない。

子育てはピンポイントで何かが劇的によくなることは決してない。

あらゆることが総じて育っていく。

「私の言っていることは正しい」とがんばるよりも、そういうつらい思いをしたあなたが

この場合で言ったら、いつでもそういう人に席を譲リ続けていたら、

あなたの周りではそういう気分が広がっていく。

何とも歯がゆい限りだが、それが一番早道の解決方法なのだとこの頃わかってきた。 

 

コメント (2)
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