soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「私の頭の中の消しゴム」ソン・イェジンの存在で成立する映画

2005-10-28 18:22:35 | 韓国映画・アジア映画
「私の頭の中の消しゴム」★★★★
ソン・イェジン、チョン・ウソン 主演

すべての音を消して
彼女のこわれそうな
笑顔を見ていたい。

光に溢れ
何も恐れず、疑いもせず
輝く笑顔を繰り返し、繰り返し。

傷ついた心を抱えながらも
お互い無垢のような心で
相手を受け入れる二人。

魂の出会いがあるとしたら、
この映画でその稀有な場面を見てしまったのかも。

劇的なことが次々起こるような映画じゃなく、
ラスト30分までは、何気ない日常を描く、
仕事やお互いの過去や
幸せな気持ちや誰もが感じることが積み重ねられていく。

でもそれはやはりとても大切なこと。
誰かと向き合うこと、
そして自分の立つ現在の環境
すべては計画なんてなく、訪れるもの。

役者の持つ資質を熟知して
うまく作り上げた物語を
一本の映画として普通に楽しみたい、
韓流ブームとかでなく
ここにはスターの輝きを持つ二人の役者がいる。

大切なことは忘れない?
仕事上ワリと多くの人と出会うが
見事に名前を忘れてしまう。
それは自分にとってそのくらいの関係だったのか?

答えはこの映画の中にもある。
大切なことは忘れない。
それはきっと形を変え、
自分の心を豊かにしてくれているのだから。

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「スクラップ・ヘブン」にオダギリジョーが飛んだ

2005-10-28 00:26:33 | 邦画
「スクラップ・ヘブン」★★★
加瀬亮、オダギリジョー、栗山千明主演

バスジャックに偶然
居合わせた
男2人と女1人。

「腐った世界を潰す」

加瀬亮が演ずる警察官が
オダギリジョー演ずる
清掃会社で働く男に
巻き込まれていく。

「初めから計画していたのか、オレが警官だから」

それは分からない。

「世界を一瞬で消す方法が分かったよ」

これもよく分からない。

ただもし、この手の中に
ほんの少量で大きな爆発を起こすものが
あったら・・・、
もしくは、多くの人の命を左右するものが
あったなら、
人はあるイミ、開放される。

自分がもっと大きな神のような存在に感じられそうだから。

オダギリジョーはこの映画の中でも
オダギリジョーであり続け、
とらえどころのない人間を嬉々として演じている。

「オレ、今なら飛べそうな気がする」

一方、加瀬亮の方は、
心情を吐露する場面で泣きすぎで
ちょっとこの映画の乾いた感じにそぐわない。

変わった映画でストーリーを追っていく見方だと
ツライ。
どこかに少し「切なさ」が欲しかった。

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栗山千明は義眼という設定なので
あの大きく美しい瞳をサングラスで隠している、
彼女はあの後、どこへ行ったんだろう。