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「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」まだまだ序の口、説明不足で消化不良に

2007-09-05 00:09:03 | 邦画
「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」★★★
庵野秀明 監督、98分、2007年



劇場は「リトルチルドレン」や
「シッコ」を上映する単館系、
そこにいつもとは違う感じの観客が
たくさんいて違和感あり。

TV放映も知らず、
これまでの経緯も全く知らない状態で
今回の劇場版を見た。

一番最後に見たアニメが「カッパのクゥ」だったから、
絵の美しさは驚いたが
「何か」が起こり廃墟と化した街と
そこを執拗に破壊する「使徒」の存在も
何の説明も無いため、
「何故?」の疑問符は最後まで消えない。

断片的に見せる、親と子の関係も
未消化のまま
ワガママなのかそれともどこか
悟り切った少年の心の内だけでも
もう少し丁寧に描き、掘り下げが必要。

イメージしていたのは「難解」という
キーワード、だから何の予備知識なしで
見たにしては、展開される部分については
それほど分からないことは無かった。

面白いかどうかは、次回の続きまで見ないことには
なんとも言えない。

登場する女性があまりにマンガ的な
類型的女の子顔で妙な色気をふりまくのは
このシリーズのお約束なのかもしれないが、
主人公がまだ少年なのを考えると
変な感じがした。

どちらにしても、心に何かが残るといった
内容ではないから、あくまで子供向けに作られていると
感じた。
これがあの難解で有名なエヴァンゲリオンなのかと
ちょっと肩透かし気味に
それでもエンドロールが終わるまで誰も席を
立たない劇場で、この熱気は悪くないなと感じた。

ひとつの作品にここまで思い入れできる
ファンをこんなにたくさん持っているのは
やはり幸せなことなのだ。

★100点満点で70点、並の出来と感じたけど、
熱狂的なファンはどう感じたのか★

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やはり何かと戦わないと少年は成長出来ないのか
戦うことは他者を排除すること、
共存は成長を促さないのかな

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