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「厨房で逢いましょう」タイトルほどオシャレじゃないけど面白い

2007-09-15 00:18:45 | ミニシアター系映画
「厨房で逢いましょう」★★★☆
ヨーゼフ・オステンドルフ、シャルロット・ロシュ主演
ミヒャエル・ホーフマン監督、2006年、スイス ドイツ



タイトルだけを見ると
洒落たレストランの厨房で
何か良いことが起こりそう。

でも最初からそんな話じゃないと
分かってしまう。

主人公は体重が100キロ以上ある体を
よっこらしょと動かしながら
鍋に材料や調味料をどんどん
放り込んでいく、一見これで魔法のように
美味しい料理ができそうだとは
とても思えない、グロテスクでさえある描写が
続くので、この後何が起こるのか
楽しみになる。

恋なんて始まりそうもないと見えても、
やはり恋というか友情というか
一人の女性との関係が始まる。

ハリウッド映画ならこんな風には
描かないだろうな、
二人は、この関係で幸せなのか
きっとその辺りまで描かなくては観客も
納得出来ない、でもこの映画は
これで良いんだろうなと感じた。

主人公はもちろん思いを寄せる人が
自分の料理で笑顔になるところを見たいだろう、
でも彼の目指すのはそれとは別に
究極の美味しい料理でもあるのだ。

あまり幸せな展開じゃないのに、
なんだかこれで良いと感じてしまう。

人の幸せは他人には分からない、
誰かと触れ合うよりも
食材と調味料で魅惑的な料理が誕生するなら
そこにも幸せはきっとあるのだ。

★100点満点で75点
かなり食欲をそそられる映画だった、ごちそうさま★

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「マーサの幸せレシピ」もハリウッドでリメイク
されたが、この映画はないだろうな。
あるとしたら主役は全然イメージの違う人になりそう

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