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読書と旅行と柴犬のブログ
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「ボルベール・帰郷」彼女のレストランへ行けば陽気な笑顔がある

2007-09-07 01:09:52 | ミニシアター系映画
「ボルベール・帰郷」★★★★
ペネロペ・クルス主演
ペドロ・アルモドバル主演、スペイン、2006年



真っ赤なドレスに華やかな笑顔、
こんな人が厨房やホールに出て
客をもてなせば、店は賑わうだろうな。

見ていて、ひょんなことから
以前働いていた店で料理を出すことになり、
何もかもがうまく好転し始める主人公の人生。


そこに至るには、かなりやっかいなことも
あったけれど、なんだか皆収まるところに収まって
美味しそうな料理の香りと
客のグラスの重なる音、
陽気な歌声や話し声は、夜の闇に消えて行くけれど
明日はまたやってくる。

粗削りで細かいところなんて
決着がついてないが、
そんなことどうでもいいくらい
主演のペネロペの弾けるような笑顔と、
田舎町のいかにも親密な人々のつながりなど、
映画の前編に生きるって楽しい!という
喜びが溢れている。


見ている間中、
こちらも幸せな気分でいることができ、
何でもいいから、何か新しいこと
もしくはしばらく止めていたことなんかも
も一度頑張ってみようかなと思う。

そしてその新しいことというのは
何も高い理想を掲げたようなことじゃなく、
笑って過ごす時間を多くしたい、
一駅くらい地下鉄も歩こうか、
そんな日常をちょっと破ることぐらいで。

「良いことばかりじゃ無いけど、
楽しまないとね」と
ペネロペの笑い声が耳に残る。


★100点満点で75点くらい、
見て良かった!★

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ペネロペはハリウッド映画に出てる時より
充分にリラックスし、楽しんでいるように見えた

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