勤務先のマンション、10時頃、事務所にいたらヤクルトレディの女性がやって来ました。
「〇〇号室の中国の人が部屋に入れないで困っている!」とのこと。
たまたま、居合わせた顔なじみの管理組合役員の女性と部屋まで行ってみました。
この中国の女性は、朝、女の子を幼稚園に連れて行く時に出会う人なので顔は知っていました。
しかし、全く日本語が話せず、こちらも彼女がぺらぺらしゃべりますが全くわかりません。
玄関ドアは中からドアチェーンがかかっていて、外からは3~4㎝の隙間がありますが外れません。
中には人がいなくて、何でドアチェーンがかかって外に出られたか不思議です。
さて、どうしたらいいのか考えてみました。
・隣の家のベランダから入る。
・消防署のレスキューに来て貰う。
・鍵屋さんに来て貰う。
等の方法が考えられました。
取り敢えず、事務所に戻って娘さん夫婦に電話をしてみましたが、二人とも連絡がつきません。
119番に聞きましたが、部屋の中に急病人がいなければ出動できないとのこと。
鍵屋に電話したら、先客の所に行くので15時頃にしか行けないとのこと。
紐を持ってきて、ドアチェーンのロックを外そうとしても巧くいきません。
結局、鍵屋さんに来て貰って切って貰うしか方法がないようです。
猛暑の中、どうすることも出来ず、役員女性の部屋に行くことになりました。
そして、役員の方が「音声翻訳機」を持ってきました。
日本語をしゃべると中国語に翻訳した言葉でしゃべってくれます。
そして彼女が中国語を話すと日本語になりまして、やっと彼女の事情が分かりました。
この中国の方は若く見えますがおばあちゃんで、娘さん夫婦たちは現在、中国に帰っていて今は一人とのこと。
15時までかなりの時間があるし、お昼もあるし、役員の女性宅や集会室で待機することを勧めました。
しかし彼女は遠慮してか、マンション前の公園とか部屋の前にいるとか言ってましたが、結局、役員宅で休憩です。
約30分後、管理事務所に役員の女性と中国の人がやって来て、ドアが開いたとのことでした。
何でも、紐を郵便入れから入れてドアチェーンにひっかけたみたいで、良く出来たと思いました。
また、早い時間に解決できたことを、みんなで喜びあいました。
イッシー