Studio_Rosso1/43自動車模型製作日記2

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エンジンルームの組み立て80%!?完了

2023-04-20 20:21:59 | Hino Samurai

本日の山陰は暑くなりました〜!!
もう初夏って感じですね。
今日からまた営業です、出勤してすぐに行ったのはタマネギの収穫です。
極早生を全て収穫しました。
全部で何個あるのか??でしたが畑から抜いてきてコンプレッサーのエアで掃除しまして綺麗にしておきます。
これで何時でも売れますし使えます(笑)

やらなければならないことは沢山ありますが・・・あまりにも暑かったのでこれでアトリエに避難しました。


昨日に続いてヒノサムライですね・・・シャーシとボディを一体化するまで進めておきたいのです。
自分で考えた複雑な組み立て順を忘れそうなんでね〜(笑)
決してインスト通りには組み立てられません・・・。

リアのサスペンションですがアップライトの上側を前側から支えるテンションロッドが左右とも付きました。

ちょっと驚いたのですがこの日のサムライのキットにはこの上側のテンションロッドが再現されてないのです。
実車の画像を見ますと爪楊枝の先の部分にロッドがありますよね・・・これがテンションロッドです。



インストを見てもこの様に何も指示がないのです、当然部品も無い。
このロッドをつけるならアップライトに穴が空いてないといけませんが・・・それも無い(笑)
テンションロッドを取り付けるために結構苦労して(横にそれてしまわないかビビりながら)アップライトの上側に0.5mmの穴をあけました。
リアサスペンションの中でリアウインドウの上から見ても結構目立つのにね〜忘れちゃったのかな(笑)
まあ人間だから忘れちゃう事もあるだろう。

続いてリアサスペンションのアッパーアームを取り付けます。
このパーツはキットに付属していましたが他の自作部品とバランスをとりまして洋白線で作り直しています。
一見したところ最初の写真とどこが変わっているのか・・・わからないかもしれませんが、少しづつではありますが完成に近づいています。

ボディをシャーシと合体させたいところですが・・・その前に作っておかないと入らなくなってしまう部分があります。
それはスペアタイヤです。
まだ作っていなかった・・・(笑)

スペアタイヤにもファイアストーンとゴールドのラインを貼っておきましょう。

スペアタイヤの反対側につく四角な箱は・・・何かご存じでしょうか?
最初はオイルタンクかな!?と思ったのですが・・・

ドライサンプエンジンではなかったはずなので・・・
ドライサンプエンジンとはオイルを一度タンクに回収してからエンジンに供給する方式です、オイルの冷却効率も良いしコーナーでオイルの偏りが少なくエアを噛んでしまう事もありません。
オイルパンが小さくできますのでエンジンを低い位置に搭載することができますのでコーナリングが良くなります。
デメリットとしては構造がその分複雑になります(オイルポンプは通常2つ必要になります)。
また重量も増えることになります。

この車がレースでの車検を通らなかった件は有名なお話なんです。
富士の30度バンク(この時代にはまだ30度バンクがありました)でエンジンオイルの偏りからエンジンを壊してしまいまして、日野自動車のコンテッサのエンジンからブリスカ用のより深いオイルパンを使った為に最低地上高が下がってしまい車検に通らなかったのです。
最初からドライサンプにしておけばそのどちらの問題にも回避できたのに・・・ね。

以上の事からこの車のエンジンはドライサンプではなかったのです。
ではこの銀色の箱は何か?
多分ガソリンタンクでは無かったかと思われます。

と言うのも前側にはエアロクイップ製の金属メッシュホースが1本出ていまして・・・おそらくガソリンのラインなのでは無いかと・・・
後ろ側のキャップはアストンマーチンとかの古い英国のレーシングカーによく見られるメッキのクイックフィラーキャップが付けられています・・・このキャップを見ますと私はすぐにガソリンのキャップを思い出してしまいます(笑)
しかし・・・エキゾーストの横にガソリンタンクって・・・危険ですよね(笑)
エアロクイップのジョイントをアルミパイプと洋白線で作っています。

この後クリアーカラーで塗装をしますと俄然それらしく見えるのは不思議というか1/43ならではかと思います。

ガソリンのラインとフィラーキャップを取り付けました。
でも・・・私なら最低でもスペアタイヤとガソリンタンクの位置を逆にするんですけどね〜。
できるならガソリンタンクはフロントホイールよりも後ろのフロント側にした方が良いかな〜。
その場合右側が運転席なのでスペアタイヤは今の位置で良いのです。
全部重量バランスがありますから(笑)

まずスペアタイヤを取り付けました。
この車の場合少し斜めに積まれているのはこのボディの形状の中で積もうと思いますと斜めにしか入らないからですね。

スペアタイヤを積んでからリアカウルを被せてみますと・・・少し干渉するのです。
まあボディに比べればリアカウルは厚みがありますから干渉するだろうと思っていました、なので想定内です。
リューターで少しさらっておきます。
塗装が終わっているボディを削るのはたとえ裏側でもちょっと緊張しますね。

続いて例のガソリンタンクを取り付けます。
この場合はスペアタイヤをすでに接着していますのでボディを簡単に外すわけにゆきませんから・・・こんな場合はリアの右側のタイヤを外しますとスムーズに取り付けができます。
これも仮組み時点で組み立て順を考えているからできる事です(笑)

今日はここで時間となりました。
ヒノサムライはここで一段落ですね。
明日からは久々にCB72に戻りましょう。