酒酒楽楽

酒店のオバちゃんが、商工会活動や家族のことなどをマイペースで綴っていきます。

悲しくも幸せな日

2009-12-01 22:48:07 | Weblog
変なタイトルになってしまったが、
27日に亡くなられた恩師K先生の葬儀、告別式が執り行われるこの日、
私は、のっぴきならない用事で欠席することに・・・お姉様達と温泉日帰り旅行の予定があり、
しかも私が一人で幹事役を務めなければならないのだ。変更するわけにはいかない。

そんなわけで、同級生との諸連絡は前日までに済ませ、予定通り「三春の里 伝承館」行きを決行。
温泉へ行く前に支配人兼送迎バス運転手のSさんにわがままを言って、
もはや花も葉もない「三春滝桜」や、芥川賞作家の玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんのお寺(福聚寺)へも案内してもらった。



   玄侑宗久さんは、このお寺の住職さんだ。

お寺への路地を走っているとき、ここを草履ばきで歩く玄侑宗久さんを思い描いていた。会えるといいな~。

思い描いていたより広大な敷地と立派な本堂、ほかに本堂の奥の方にも何やら新築中の建物が。

辺りを見やったり写真を撮ったりして、そろそろバスに戻ろうとしたその時、
突如お坊さんの頭が目に写った。玄侑宗久さんだ。

直ぐに近寄って大きな声で
「おはようございます。突然お邪魔して申し訳ありません。近くの温泉まで来たものですから・・・」とご挨拶。
そして、チャンスとばかりに「写真を撮らせてもらっていいですか?」と。

傍にいたお姉様達がいそいそと寄ってきて、玄侑宗久さんのの横に並び・・・はいパチリ。

立ち去ろうとする住職に向かって、
「ありがとうございます。本を読ませていただいてます。お話を聞いたこともあります」そして、「映画を楽しみにしてますので」とも。

   *只今、三春町や国見町で、玄侑宗久さん原作の「アブラクサスの祭り」の映画のロケが行われている。

この時ちょうど、檀家の方がおいでになったようで、住職は足早にそちらへ向かっていかれた。
なので、残念ながら握手は・・・。

それでも、バスに戻るとお姉様達の興奮が爆発。
「まさか、時々テレビに出ている芥川賞作家と並んで写真を撮ってもらえるなんて、夢のようだ・・・云々」と。


コミュニケーション講座の講師をされている「酒と畑に戯れるオヤジな私」様の、コミュニケーション10則その1「自ら近づく」のこうした実践が、お姉様達に喜んでもらえたのである。

この10則に出会えていなかったら、いっこんまも未だに人見知りをしていたであろうし、おそらくこの時も、挨拶もなくそそくさと隠れるように引き下がったのではないかと思われる。

幸先の良いこの日は、温泉で日ごろの疲れを癒し、宴会では数々の美味しいお料理に皆大喜びで、お酒も美味しく加えておしゃべりも明るく楽しく、帰りのバスが出発する午後4時まで最高の盛り上がりを見せた。


<おまけ>

Nさんから戴いたルレクチェとTさんから戴いた岐阜の富有柿とRさんから戴いた柚子。
どれもみんな香りがよく美味しい。
幸せをありがとう!!


ご馳走の写真を載せるつもりで整理してましたが、これだけで長々となってしまいました。ご要望があれば、写真は次回に・・・。


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