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電車のマナー

2014年02月16日 | 全般・イベント

電車に乗っている時にふと浮かんだことです。
日本では、きちんと整列乗車するのに、海外では、必ずしもそうではないところもある・・・。
日本では、車内での携帯電話の通話は不可であるのに、海外では、堂々と使用しているところもある・・・。
これらは、しばしば、日本人のマナーが良いとされる場合に持ち出される事例でもあります。確かに、そうであると思える経験もないわけではありませんが。

 

ところが、そんなマナーを守ることに優れているはずの日本においても、気になることがあります。その一つは、車内での飲食です。日本では、携帯電話使用不可ステッカーを見ることがあっても、海外ではよく目にする飲食禁止ステッカーを目にすることが無いように思います。電車の揺れや急ブレーキで飲み物が周囲の人にかかってしまったらと思うと、人ごとながらドキドキしてしまいます。混雑している車内であっても、蓋をあけた缶や飲みかけのカップを持ち込む人に遭遇することもあります。数は少ないかもしれませんが、臭い漂う食べ物が登場することもあります。

 

さて、ここで皆さんに質問です。これらは、マナー違反のように思うのですが、いかがでしょうか。
そして、マナー違反であるとすれば、もっと禁止を強く打ち出すべきではないでしょうか。
・・・と、ここで、さらに質問です。
では、新幹線に乗って、駅弁を食べたり、お茶を飲んだり飲酒をすることも禁止されるべきでしょうか。
通勤電車と新幹線は違うのだとすれば、東海道本線は?湘南ライナーは?
・・・それは常識で判断しろ、というのが答えならば、常識とは何か、携帯電話の使用を許可する常識と不許可の常識はどちらが正義なのか・・・と答えが見つからなくなっていきます。

 

実は、小論文で問われることの中には、このような堂々巡りになりそうな事柄もあるのです。
ふだんから、様々なことについての疑問やそれに対する賛成・反対、メリットとデメリット等について考えるようにしておきたいものです。
それにしても、なかなか、マナーというのも難しいものですね。
(Nas)


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