こんにちは!駿台NY校です。
アメリカで生活していて大変なことの1つに、単位の問題があります。
日本では世界基準の「メートル法」を採用していますが、アメリカでは「ヤード・ポンド法」が主流となっています。調べたところ現在「ヤード・ポンド法」を採用しているのはアメリカ、ミャンマー、リベリアの3か国だけのようです。その中でミャンマー、リベリアはメートル法に移行中とのことですので、全世界でアメリカだけ違う単位を使用する、という日が来るかもしれません。
日本の方にはなじみがないであろうヤード・ポンド法ですが、①単位の種類が多すぎる ②単位変換が複雑 の2点が難しさを感じる原因となっています。メートル法では基準となる単位 m(メートル)g(グラム)L(リットル)をもとに、100倍,1000倍の単位としてkm,kg,kL,cmなどがありますが、ヤード・ポンド法ではこうはいきません。
長さの単位はインチ、フィート、ヤード、マイルなどがあり、1フィートは12インチ、1ヤードは3フィート、1マイルは1760ヤードというメートル法に慣れてしまった人間には理解しがたい位取りをしていきます。
また、量の単位であるオンスとガロンは、128オンスで1ガロンと、単位によって位取りが変わるので、慣れるまでは単位換算するのに携帯が手放せません。
もし日本の中学受験のよう学科試験がアメリカでも行われることがあれば、まずこの単位を覚えることのハードルが非常に高そうですね・・・。
NYはこれからどんどん寒くなっていきます。教室の設定温度は78℉(25.6℃)にキープしながら、受験に向けて気持ちは熱く、大切な時期をスタッフ一同乗り切っていきたいと思います!
駿台NY校 R.H