関西電力は2012年3月期末までに5000億円超の資金を外部から借り入れる方針を決め、取引金融機関に融資の打診を始めた。原子力発電所の定期検査による運転停止が長引いており、火力発電所の燃料費負担の拡大に充当する。
原発の再稼働の動向や社債発行の条件次第で借入額は増減する可能性もある。日本政策投資銀行、みずほコーポレート銀行など複数の大手行と協議している。まずは9月末に300億円、10月に1000億円程度を借り入れる見通しだ。
関電は原発11基のうち、7基が停止中で、今期末までにすべてが定検入りする予定だ。暖房需要が膨らむ冬になっても、原発が稼働できなければ火力発電の依存度を高める必要がある。関電は定検中の原発が再稼働しなければ、燃料費が年3000億円超増えるとみている。
電力販売の収入も逆風が強まりそう。関電は今冬の電力需給について 「夏より状況は厳しい」(八木誠社長)と判断し、節電要請を検討している。
原発の再稼働の動向や社債発行の条件次第で借入額は増減する可能性もある。日本政策投資銀行、みずほコーポレート銀行など複数の大手行と協議している。まずは9月末に300億円、10月に1000億円程度を借り入れる見通しだ。
関電は原発11基のうち、7基が停止中で、今期末までにすべてが定検入りする予定だ。暖房需要が膨らむ冬になっても、原発が稼働できなければ火力発電の依存度を高める必要がある。関電は定検中の原発が再稼働しなければ、燃料費が年3000億円超増えるとみている。
電力販売の収入も逆風が強まりそう。関電は今冬の電力需給について 「夏より状況は厳しい」(八木誠社長)と判断し、節電要請を検討している。