関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

「ストレッチャー」と聞かされても、「スタイリー」しか連想できないぞ(笑)──世代間でバラバラに生きたがる輩は裁判員制度をも嫌悪する。

2008年11月01日 | 日記
北陸だか東北で地震が起きた日の某民放の報道番組。ヘリからの被災地中継で、二十代とおぼしき女性記者が「救助された住民のひとりが今、ストレッチャーで運ばれていきます!」と果敢にレポートしていました。

しか~し。

《ストレッチャー》と言ったら、身体(おもに背筋)をストレッチ運動させるための器具で、《スタイリー》や《ぶら下がり健康器》が有名…と、昭和世代は考える。はっきり言って、女性記者がなぜこんなシチュエーションで“ストレッチャー”と表現したのか?がワカらない。テレビの画面に映されている負傷者が乗せられているのは紛いもなく《担架(たんか)》なのであって、彼女の言った《スト…なんとか》ではない、のでありますねー。

一方、この女性記者の脳内には、《担架》というボキャブラリーこそが存在しない。

レンタルビデオかケーブル・チャンネルで観た海外医療ドラマの中で、怪我人を被災地から医療施設まで移送する搬送用病床を「ストレッチャー」と(アメリカ人たちがフツーに)呼んでいて、今自分が眼下に目撃しているのも、「ストレッチャー」以外の何物でもないでしょ? 「ストレッチャー」と呼んで当たり前だし、それが“常識”でしょーがァ、程度の(情報伝達責務のナンたるかを)ナメた感覚で報道の仕事に携わっている。。。

そもそも、こんな具合に世代共通の言語(なり事実認識)を持てない市民に成り下がっているのです、ニッポン人は。

誰も彼もが、卑屈の塊り。テンでバラバラに生きたがる。

年金摩擦、然り。振込め詐欺、然り。老人は若者を恐れ、若いのは年寄りをウザくてタマらんと忌み嫌う……そんな国情にどっぷり浸み渡った今んなって、時代錯誤に『裁判員制度(=国家による世代横断的な徴用制度)』を復活させてみても、導入目的にかなった実効力は伴うワケがない! と冷笑したくなるんですがねえ。わたしは。
 
 テクノラティプロフィール

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