関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

昨今の『メガサイト』事情を独断&毒舌で寸評(その2)-XVN.JP

2008年11月28日 | 日記
ナニせ事象が事象だけに、あまり表沙汰にはなってません^^;が、今しもニッポンのアダルト産業界では“たいへんな”事件が進行中です。

《XVN》という(国内では最大シェアを誇る)非合法かつ無修正エロ動画配信のサービス業者さんが11月中旬から突如、不可解な「長期休業状態」に陥っているためです。すべてのサービスが停止し、同社のサポート部門を騙る(日本人の)旧雇用者によるとみられる偽「お知らせメール」までが飛び交っています。

同サービスサイトのトップページに掲げられている声明によれば、業務中断の理由は「プロバイダ会社との契約トラブル」とのことで、膨大なエロ動画コンテンツの代替ストレージの確保…等々の復旧作業には相応の手間と時間を要し、サービス再開予定は(早くて)12月3日、とか。

《XVN》(旧称:99bb、虎虎虎)さんといえば、運営本部が(過激ポルノが合法の)オランダ、課金システムのコントロール拠点がスペイン・バロセロナ、アダルトDVD販売センターがアメリカ、ツーショット・ライブチャットサービスが日本の複数ネット派遣業者、といった具合に地球規模で「日本男子の性欲処理業を一手に請け負う」と自負してきたメガ〈裏〉企業です。
 

それが今回、開業以来初めての“手痛い”不祥事を起こしてしまったワケで、これで利用者の信用度低下は避けらないとみられます。特に、(おそらくはチャットサービス委託業者との内輪もめが発端とみられる、退会分も含む)顧客メアド簿の流出と悪用に発展させてしまった『重大なる過失』への責任問題。にもかかわらず、オランダ本部からの公式声明には「心配要らない」とあるだけでナンの謝罪もされておらず、 …
※※ ↑ この件に関しては《XVN》さんの当該ページが28日(本稿アップの数時間後)に更新され、「深謝申し上げます」と結ぶ文面に置き換わりました。同時に、偽「お知らせメール」の全文添削による、誤解を抑止する説明も始まりました。ま、(事態の影響を慮れば当然ですが)一応は評価できる処置ですね。
…(裏商売にもあってしかるべき)誠意が見られません。入会時の利用規約を(再確認のため)参照できない現況も、全うな“優良”業者を自負するなら倫理意識に欠けています。
 
 
さ~て。

まったくの“内部の都合”で予告なくサービス中断に相成って、これで11月分の利用料決済(クレジットカード)は正しく行われるのか。利用料には基本月額の他、時間単位のスポット課金やDVD購入代金なども含まれます。DVD購入の場合、注文確定データがどう処理されて、代金清算と商品受取りが粛々と完了してくれるのか^^; ── 今ごろ、気が気でない利用者さんも(たぶん)数万人規模で存在することでしょう。

こうした被害対応で一番やっかいなのは、相手(加害者側)が国内法の及ばない海外に居ることもさることながら、受けているサービスや購入した商品自体が「ニッポンじゃ立派に非合法」なシロモノで、ゆえに大っぴらに訴え出る先などなく、もちろん救済機関など在りはしない、ということなんですねー。

こうした事件を機会に、今一度、海外相手のネット商売に依存することの危険性を再確認する作業が、利用した人たちに求められているのかもしれません。

 

コメント
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