
謹賀新年、アメリカに死を。
という物騒な年賀の怒号で新年の明けた国も在ったようだ。あの、目立ちたがり屋トランプさんの号令のせいで。
いったい何なんだろうね正月早々。。。数日前の先の暮れまで、『(実効ある敵対示威行動で)クリスマスを祝ってやる』と北米帝国を恫喝してたのは某半島のカリアゲ君だったハズ❔なんだが、(それを現実に移したのは)まさかのトランプ政権側だった。
暮れに観た映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』では、主人公レイ嬢が「世のバランスを回復せよ」とのジェダイの共生意思を享けて、ダークサイドを根絶やしにしてしまう。根絶やしにする❕❔、ってそれ、ジェダイじゃなくてジェノサイドだろ。まさにヒロシマ・ナガサキに核爆弾を投下した意思の延長線上にある、倫理を欠いた蛮行だ。片方を滅亡させる、無差別に駆除する発想の、どこが「世のバランス」なんだ❔❔ アメリカ人は『帝国の民の全部=暗黒面』と決めつけるように、日本のかつての唱え文句『鬼畜米英』とも同じように、敵対する国家を悪魔と名指しして根底から焼き払うことにしか奮迅しない。虫のいい、つまり危険で単細胞な連中である。
などと


一方、殺害されたイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のカセム・ソレイマニ司令官。さっすが〈兵/強者/つわもの〉って顔つき、してる。自分のなかでは妙に(日本の名優)仲代達也氏とイメージがダブるんだ。取り立てて似てる、ってんじゃなく、風貌から醸(かも)される何か、がね。

つまり故・司令官は仲代翁みたく、眼腔の奥底に鬼気としたオーラの輝きを湛(たた)えてるんだよな。世界屈指、最強の部隊を率いるなら「このツラ構えでなきゃ」って鉄板の要素を満たしてる。どこの国、どの地域の軍隊の上官であったとしても、この顔は(部下らに)「お供仕りますっ」と最敬礼で言わせずには置かないだろうw
ま、こんな具合に「風貌ひとつにも惹かれる何か」を感じさせるのは、己の内に流れるアジアの血ゆえだろうか。物事ついでに、少しだけイランという遠い国についても、考察のケムリを燻(くゆ)らせてみる ──。
先ずは、激ベタな取っ掛かりだけど「イランの国旗」から…。
イスラム主義に基づく現統治体制に入ってからの国旗は、緑/白/赤のトリコロールの真ん中に「剣と4つの三日月」の紋を配したデザインになってる。で実は、この紋章の由来が結構ユニークだった。
何とまあ、絶対神《アラー》を表すアラビア文字を、イスラムのシンボル=三日月とシーア派のシンボル=剣を組み合わせて模(かたど)ったモノ




真正面から堂々こんな旗印


にしても、わたしが何より興味深かったのは、むしろ「文字を(事物の)配列で模った=型取った」という制定手法の方である。
それって丁度、象形漢字が「事物のカタチで文字を模って=型取って」生み出したプロセスの真逆❕❕と違うんかい。
たとえば、日本版の漢字で「神聖な事物



日本語文は、本来は縦書き。文章は右から左へと改行するが、一文字一文字は左から右の筆順を採った。アラビア語文は横書き。文章は上から下へと改行するが、一文字一文字は右から左の筆順を採った。
そうした上下左右方向の(動的感性の)対称性を含め、イラン人と日本人の思考回路のシンメトリには「美しさ」すら覚えまいか。
きょうび、日本国内の市民生活レベルじゃ、イラン人と聞いても残念ながら「覚せい剤の密売に蠢(ウゴめ)き出てくる



=了=
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