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"香港の"ストレージサービスFileFactoryが、いつの間にか「某国」に本社移転してたぞ❕❔/他1件

2019年12月05日 | 日記

来年以降に向けても何かと"物騒ファクター"の持ち越されそうな、香港。出不精な中年未婚ニートであるブログ主が唯一、パスポートを携えて渡航したことのある「外国」でもある。

と同時に、過去に何度か関連記事を投稿してきたように、わたしのネット生活におけるストレージ環境は香港企業の運営する《FileFactory》に頼ってきた。コスト的には格安とまではいかない(月額換算でワンコイン程度)が、その程度の負担でも支払いに窮してた時分に半年分を無料プレゼントしてくれたり、長期ユーザーには親身な個別対応を取ってくれるのが嬉しい。日本語画面も(中華業者にありがちな)怪しいニホンゴ文章が出没することはなく、きちんと日本人スタッフの手が入れられてるな、と感じる。

数日前、毎年恒例のディスカウント販売があり有料会員期限を1年延長した。久々に業者からのレター(英字)を精読してたら……あれれ❔❔ 本社所在地が香港じゃなく、在"ベリーズ"と記されてた。いつの間に"移転"したのだろう。

てかベリーズって……それどこ❔ww

昔から中京・東海地区に暮らす中高年諸氏が「ベリーズ」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、街角の電気店チェーンである『ベリーズホーエー (現・コスモスベリーズ)』だろう。元の前身は『豊栄家電』と言って、名古屋の《ナショナルのお店》の個人店主たちを中心に結成された、零細家電商店が大型店の安値攻勢に対抗するための「共同仕入組合」会社であった。
 

その創業の「零細商店主たちの自助共栄」という社是(ミッション)は、ヤマダ電機の傘下に入った現在も脈々と活き続けてて、この辺の消費者なら感覚的に知っての通り、『コスモスベリーズ』加盟店の多くは売り場面積の狭い小規模事業者らで占められている。この地区の競合FCブランドである『エディオン』FC店と比べると、駐車場面積&売場面積ともども『コスモスベリーズ』のそれは1/2から1/4程度しかない。馴染みの客は店主に相談日をオーダーし、最寄りの大型系列店(ヤマダ電機直営店を含む)に連れてってもらう。そこで店主に付き添ってもらいながら品選びをするんである。


まあ、今どきの電気店のおやじ、ってのは商店主と言うよりは介添え役。法廷における弁護士みたいな❔立ち位置の職業か。機械オンチの人情好きには頼もしい存在である一方、「自分の買うもんくらい自分の独善で決めさせろ❕」てな性分の人には「ウゼーんだよ、どいてろ」的なww

とまあ余談が長くなった。今回の表題『某国』である「ベリーズ」は、もちろんそんな豊栄家電が前身なのではない^^;
 
こっちの前身は、「英領ホンジュラス」

ああ❕ ホンジュラスね💗 …と一瞬は納得するが、わたしたち大人に聞き覚えのあるホンジュラスは(正確には)元スペイン領のホンジュラスであり、前身はスペインが征した広大な「グアテマラ総督領」だ。ご存じホンジュラスという名の国は今でも(ベリーズとは)別に存在している。

スペイン政府がモタついて支配が及ばない総督領内の地域に勝手に英国が入植を続け、積年の統治事実を突きつけてスペインから割譲させた一帯が「英領ホンジュラス」なのであり、実態は「元・スペイン領グアテマラ」と表するのが正しく「ホンジュラス」じゃないんである。想えば大英帝国の犯ってきた領土拡大の"不法さ"は、韓国の竹島ブン盗りごときの比ではないのだ。

それはさておき、じゃあグアテマラと(そこから割譲された)英領"ホンジュラス"がどこ(だった)か🌎地図上でパッと示せる日本人も少なかろう。正解はここだ。


あえて文字で表現すれば、「ユカタン半島の東側の付け根」がベリーズです ……となる。

ふうん……

たぶん「貧しいんだろね」、正解。「タックスヘイブンぽいけど?」、それも正解。

── じゃあ税金逃れ目的で、今回《FileFactory》は本社を名目上だけベリーズに移した❔

それあるだろう。でも、それだけじゃない気がする。

なぜって、(世界じゅうの不特定客を相手とした)オンライン・ストレージ提供&保守という事業の性格上、「それによる利益」もさるコトながら、「それにまつわる"不法"行為」も計り知れないからだ。実際問題、彼らが営むサーバーに日夜上げられてくる膨大な"電子ファイル"の大半は、著作権者に無断であったり、そればかりか(国によっては所持鑑賞が許されない)ポルノ・コンテンツであったりする。

彼らは当然、世界の治安機関、版権保護組織からの監視対象だ。まして中国本土政府のネット検閲機関なら、連中の営利活動の中身に興味を示さないハズがない。

ここ1年近くの動乱騒ぎで共産党政府の「香港を狙う眼」に厳しさ⚡深まるなか、《FileFactory》が隠し覆いたいモノ、覆い隠したい欲求もまた募る。その焦りの結果が「自称・在ベリーズの事業者」という隠れ蓑(みの)なのだろう。伝統的に英国金融界との人脈が濃い土地柄だけに、選んだ地が「旧英国領のタックスヘイブン」というのも頷ける話だ。

さらには、彼らからの販促DMも(以前はフツーにFileFactory.comから発信されてたのが)今じゃ、間に串鯖を刺しまくってどこから発信されたんだか見当も付かない出しかたに改められた。


上のメール画像⇒前段の辺り、ピンク地部分の(メールサーバー業者による)警告には「本状がFileFactory.comから発されたとは認められずリンク先には用心を。スパムであれば通告を」と記されてる。こんないかにも❕ 怪しまれそーな"覆面メール"でしか、ユーザーとも繋がれないのが、同社の現況らしいのだ。

「怪しい」と言えば、もうひとつ。

今回(会員資格期限の)1年延長に際しては、初めてPayPal決済というやつを使った。いゃ何年も前から登録だけはしてあったのだが、なぜか逡巡してしまい、使い出せずにいたのだった。

久々にログインしてみて判ったのだが、登録時には"ずいぶんと使い回した"メアドとパスワードを設定している。こりゃ変えなきゃ危ねーなァ、と思いつつも初決済したのだが……わずか数時間後、そのPayPalから「決済後に不審な動きを検知したので、現パスワードを変えた方がいい」という推奨通知が。

メール自体のタイトルは↑「新しいパスワードを作成してください」と命令形である。おそらくだが、攻撃を試みた相手が無作為法でパスワードを打ってきたのではなく、ダイレクトに現行の文字列を打ってきたと診られる痕跡まで検知していたのだろう。だから、単に「パスワードを変えろ」じゃなく「新しいのを作れ」なのだ。ぶしつけな物言いだろうと、顧客の安全を第一に考えれば過去に使ったパスワードでは困る。

受信直後にメールを見たときは、あまりに直球的な命令だったので「このメール自体がハッカーの放ったフィッシング詐欺じゃないか❔」とさえ思いかけたが……いや、どうしてどうして。その実、このPayPalって米国企業はなかなかに信頼のおける連中のようである。
=了=


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- 香港のストレージサービス大手、FileFactoryからプレミアム会員権(の半年分!?)を無料で“もらっていた“ 件。
- 海外ストレージ会員権、2年まとめて延長。

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