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そう易々とインスタントに作れるんでなくても、手芸も裁縫も出来ない世のオトコ一般が「比較的 手軽に」作れる立体マスクを目指したつもりである。
だけじゃなく入手に困らぬ材料を選択し、貼付けに使うテープ類以外は安価な素材であることも重要視した。結果、試行錯誤の末に完成したのが本記事の『男のサバイバル・マスク』である。見た目、市販の不織布マスクと比べると↓ ずいぶん"肉厚な"モノになった。さあキミも、明日から「肉厚ガードでライバルに差をつけろ」
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まず、作成に使う道具関係は、以下↓ のようなフツーに文房具の類い。ただし15ミリ幅の両面テープも必須なので、忘れないこと。他に、本記事の型紙をダウンロード&プリントアウトせずに(ご自身で尺を測り、マスク生地を折る目盛りを打って)作る場合は、定規と筆記具が要る。
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マスク生地は、《不織布+化繊集塵シート(2層)+不織布》の豪華4層構造とする。
このうち集塵シートには、【画像↓ 左】=フロアワイパー用の取替シート(※廉価な汎用タイプで構わない)を。不織布には、シンクの三角コーナーなどに被せる【画像↓ 右】=水切り不織布を購入されたし。どちらも、食品スーパーの日用品コーナーやホームセンター、ドラッグストアなどで安く手に入る。なお、ひとつだけ注意点……後者の水切り不織布には何パターンか異なるサイズの商品が出てると思うので、必ず「310㎜ × 260㎜」をチョイスすること。
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お次は、耳にかける“ゴム”素材。
ゴムっても、実際の市販のマスクには緩めの伸縮性を持つ化繊ストラップが使われてて、いわゆる“ゴム”じゃないんだ💧よな。あの化繊ストラップは(入手できたとしても)、マスク生地に溶かし付けるか縫い付けるしかない。我々のDIY細工に採用するにゃ「敷居が高い」。なので、(少々硬めな素材ではあるが)文字通りゴム材で造られた【画像↓ 下】=丸ゴム(右)かヘアゴム(左)を使う。やはりスーパーの日用品コーナーやホームセンター、ドラッグストア、または百均などで手に入るハズだ。
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それ以外に、ミニマム要るもんでもないが「揃えればベター」な材料ひとつ、道具ひとつ。
【画像↓ 左】=洋ラン用のビニタイ(12~15㎝)は鼻ワイヤの代わりに使う。ホームセンターや百均の園芸コーナーには、必ず売ってる。一方、【画像↓ 右】=テーピングテープ 25㎜幅 は本品の仕上げ用。針と糸を使わず作る『男のサバイバル・マスク』は、至るところにホチキス痕が残る。それは見栄え的に少しアレなので、これでキレイに覆い隠すのだ。薬局・ドラッグストアにて、包帯やサポーターのコーナーに置いてある。本件の材料の中では唯一「お高目感」がある💧が、白色の包帯テープとかに比べりゃ まだ格段に安上がりだし、価格に見合うだけの仕事は必ず
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あと、先に記したゴムひもはマスク生地に「ホチキス一発で」ガチャン⚡と組み付ける。ゴムほどの強靭さと直径があれば、ホチキス針を刺し通すのは特別、難しいコトじゃない。そうは言っても、いきなりブっつけ本番というのも💧マズかろう。調達したゴム素材と生地素材で、確実にガツンと打ち付けられるよう "予行練習"は積んどいてもらいたい。
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立体マスクを作る以上、マスク生地を「段々に折り重ね」なくちゃならない。
この作成レシピでは、その「生地を折るライン」が印を付けなくても分かるようにA4サイズの「ダウンロード型紙」を用意した。これをPC等からアクセスしてもらってプリンターから等倍印字してもらえば、折り線の高さに目盛りを打った短冊がカンタンに切り取れる。
家にPCやプリンタが無くて「型紙」が印字できないかたは、以下に目盛り幅を記しておく。各自で(薄めの用紙に)下図の長さに目盛りを付した「細い短冊:幅5㎜、縦長200㎜」を何本かまとめて作って、生地を折り畳むときのガイドにしてほしい。
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① 4層構造の生地をつくる。
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② 型紙をダウンロード、生地にホチキス留め。
下画像↓ にリンクされてる型紙画像[A4サイズ]をダウンロードし、A4プリンターで等倍印字する。
※型紙をダウンロードできない場合は、前述《壁紙ダウンロードについて》の項の通り別途、自前で短冊を用意のこと。
プリントアウトした型紙から、短冊を2本、切り出す。
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切った短冊を(上下の方向を間違えないように)生地の長辺である両サイドに宛がう。
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それぞれ、画像の3箇所※ずつでホチキス留めする。(※ダウンロード型紙の場合、グリーンのマイナス印でプリントされてる位置)
【補註】 見ての通り、この画像の水切り不織布の場合は右サイドが(水切りの縫製上)幅1㎝ほどの"マチ部分"になってる。そのマチ幅も含めて、型紙は端から1㎝以内の位置に固定する(→ 集塵シートにまでホチキス針が刺さらなくて構わない)。
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③ 鼻ワイヤを貼り、両面テープをセット。
洋ラン用のビニタイを9㎝の長さに切ったもの × 2本を…
①半分だけ重なるように束ねた状態で両面テープに貼る。貼ったら上面の
②テープ全体をセロハンテープで覆い貼る。最後に
③下面側の両面テープを剥がせば、即席の「鼻ワイヤ・シール」が出来る。
②テープ全体をセロハンテープで覆い貼る。最後に
③下面側の両面テープを剥がせば、即席の「鼻ワイヤ・シール」が出来る。
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マスク生地の上端から1センチ以内の中央に、作った「鼻ワイヤ・シール」を接着する
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両サイドの型紙を完全に覆い隠すように、不織布の上端から下端まで両面テープを2本、貼り付ける。
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④ 生地を三段に重ね折る。
両面テープ2本の上紙を剥がし、まず「上端と下端=不織布だけ余分にハミ出てる部分」を(内側へ)折り込んで貼り合わす。
次に、最下段(=下端から38㎜のライン)から順に、上方へ折り返してピタリ垂直のまま(重なる生地同士を)貼り合わせる。慣れないうちは「ゆ~~っくり慎重に、水平に保つべき折り線ラインが傾いてるのに生地が貼り合わさってしまわないよう💧 できるだけ広々とした机の上で作業しよう。
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一段目が貼れたら、二段目、三段目…と順に上方へと折りたたんでゆく。
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⑤ サイドをテーピングして整える。
三段に
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そこで「薄っぺらい繊維素材」をキッチリ同じ大きさに切り、ここに貼り被(かぶ)せちゃう。ティッシュ、トイぺ、キッチンタオル…傍目にホワイト色なら何だっていい。(
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これで裏っかわ的には「コギレイに」見えるが、オモテを返せばホチキス痕だらけ【画像↓ 下】。そこで秘密兵器『テーピングテープ』の出番だ。
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オモテの両脇に被せ貼るとガ然、立体マスクっぽい見てくれになる💗 幅の余った分は裏側に折り返せば、さらに上質感。
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⑥ 耳ひもを接合して仕上げる。
丸ゴムなりヘアゴムを23㎝辺り※で2本分をカットし、マスクの両サイドにホチキス。
※市販マスクは21㎝。丸ゴムなどのゴム素材は市販のマスク紐より硬さ感があるんで(事前に)ダミー生地に仮留めして、装着に苦痛のない"最適な長さ"を探求してみといた方がヨイかも。
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で、もう完成したも同然なんだけど……耳ひもをあと付けでホチキスした分、またオモテの両脇にはホチキス痕↓ が浮き出る。これくらいでも「体裁的に妥協できんっ
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この画像↓ の場合は、同テープを12.5㎜幅ずつに半分割(タテ裂き❔)したやつを、両サイド"コート貼り"してケチ臭くゴマかしてみたw ここまで仕上げ加減に͡コダわれば、数メートルも離れただけで「まさか!? 自作マスクだとは」気づかれない『ザ・男のサバイバルマスク』の出来上がり❕❕ である。
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なお同様に、マスク用「使い捨てインナーリフィル」についても🎵オトコの工作感覚で作るレシピを【NAVERまとめ】で拙著ながら紹介してる。ご興味あればリンク先へも飛ばれたし。ではでは
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=了=
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