WHOを巡る米中のコロナ戦争だけでなく、至るところで米中間の「新・冷戦」局面が先鋭化してるねえ💧
宇宙開発競争も然り。米中の「月着陸レース」勃発が現実味を帯びるなか、NASAは「何が何でも再び月へ」の執着心からか❔ 一度はオバマが断ち切った『コンステレーション計画』を『アルテミス計画』として再び桟敷に放り上げた。なるべくスペースシャトル時代の技術・ノウハウ、組織・制度を温存させて(つか蒸し返して)未知の冒険は最小限で済まそう、という基本策は不変。
リノべーションを犠牲にしてでも堅実を採り、道なき道を手探りで進むリスクは軽減する。
逆に言えば手順の二度踏み三度踏みは避けられず、『コンステレーション計画』でさんざ言われた「旧態概念に頼ることの不経済性」は再燃する。だからこそ米国として目指す月着陸の一方で「国際"月軌道"ステーション」とも言える「ゲートウェー」の建設を日露欧に呼びかけたんであった。
共同出資で「前線基地」を固め、これを足場に「火星一番乗りを中国単独プロジェクトなんぞに先んじさせまい」という包囲網的な目論見も存分に窺(うかが)わせる。前回あれほどデッドヒートを繰り広げたロシア(ソ連)人とアメリカ人が、中国との火星レースではタッグを組むなんて(20世紀の)誰が想像し得たか。
↓ いち早くお披露目されたシン・月面活動服は、
ガンダムカラーの二宮金次郎か ASIMOのコスプレ。
「肩に背負う」ヘルメット、というアイデアを含む月面スーツは
何年も前から大友アニメなどに↓ 見受けられるコンセプトだ。
ガンダムカラーの二宮金次郎か ASIMOのコスプレ。
「肩に背負う」ヘルメット、というアイデアを含む月面スーツは
何年も前から大友アニメなどに↓ 見受けられるコンセプトだ。
というワケで、有人宇宙船の射ち出し機を含む「大型ロケット開発競争」でも米中間の熾烈な"せめぎ合い"が続くなか、われらがニッポンのJAXA/三菱重工・他 が開発の佳境を迎えてるH3ロケット。米中露ご三家が運用&開発中のロケット群のなかでは「どのあたりの級(クラス)に相当するのか」…ついつい、気になった。
ロケットの等級てなもんはやはり「推力🔥やペイロード🧳」で格付けすべき事柄で、デカさ高さで並べても意味ない💧んであるが、それでもネット界隈にゃ「世界各国のロケット全長を比べた図解画像」が大量に出回ってる。
そのほとんどが実質、米国内ランキング。つまり、NASA系メーカーと大手ベンチャー2社(スペースX、ブルーオリジン)の開発運用するロケットを主体としたランキングだ。特にアジアの、中国や日本の最新運用機や開発機をキャッチアップした図解となるとほぼ見当たらない。言っても日本は有人ロケットの生産を手掛けてないし、中国は造ってても「中国人しか」乗せないだろう。
大金さえあれば宇宙に連れてってくれるかもしれないロケットなら、「遥かなる夢の対象💗」として魅力。けど、大多数の世界市民にとっちゃ日中のロケットなんて「関心の外」なんだよなー。ちょっと癪(しゃく)に触ったから、在り合わせの拡散画像を寄せ集めて「日中の次期ロケット🚀入れ込むバージョン」のランキング図を自作した。それが、記事TOPの画像。H-3の"背の順ポジション"はそのへんだ🏁、と判明した。
付け加えねばならないが商用ロケットの全長は、てっぺんに「どんな荷かご=フェアリング」を載せるかで何メートルも増減する。よほど規格化された単機能ロケットでもない限り、ゲンミツには比べられない。たとえばH3の場合、(図中で)右どなりのAngara-5は「もっとも高くしたとき64m」だし、左どなりのデルタⅣは「もっとも低い場合にH3と同じ63m」だ。場合によっては全然逆に並ぶ関係なので、しゃくし定規には受け取らないように願う。
以上のことを考えると、大ざっぱに言って「日本のH3ロケットは特段、デカくはない。けど手狭でもない。ほぼほぼ宇宙カーゴ配送請負ビジネスにおいて、"業界"の主流とされる等級の運搬ロケットですよ」と言えようか。そもそも勝負は背の高さで決まるんじゃなく、今後(成功率や配送料の安さで)互いに受注量を競い合い、「一番 儲けた会社のロケット」こそがNo.1❕❕ ❕なのだから。
=了=
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