久々に先進国首脳が対面方式で集まった、と話題を撒いた英国でのG7サミットが閉幕した。
ニュースで、その開催地が「コーンウォール」って土地だと初めて聞かされたとき、わたしの脳裏には8年前公開の「とある洋画」で主要キャラだった女優の、実にナンでもない💧セリフが鮮やかに甦(よみがえ)ってきた。
── 「場所的に言うと、靴のカタチの"つま先"辺り」
2013年の英ファンタジ―映画『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』 の中盤で、米国から突然⚡訪ねてきた両親に留学娘が(彼らには内緒で同棲中だった)英国人のカレシを紹介。恋人の出身地がコーンウォールだと説明するのに、(早口で咄嗟に)ブリテン島を「靴」に例えてみせる。
それは自分にとって「コーンウォール地方」ってモノが、英国のどの辺にあるのか❔初めて情報としてインプットされた瞬間でもあった。
それじゃあ。
今回のG7開催地は、かの『アバウト・タイム』で映し出された(主人公=英国人カレシの)実家ロケ地に近い❔んだろか。俄(ニワ)かに気になり、サーチ好奇心がウズウズし始めた^^
てことで、順に照合してこう…❕
まず、G7会場からだ。
開催地は西コーンウォールの、宿泊リゾート施設が付属した白砂のまぶしい観光ビーチ:カービス・ベイ・ビーチ。(ふだんは)別にクローズドな会員制ってコトもなく、一般の一時利用客でも駐車基本料金「約3,000円(20ポンド)」さえ払えば、海水浴(なり日光浴)を楽しめる砂浜らしい。
なるほどな。
これなら(いつぞや安倍首相が催した)伊勢志摩サミットみたく、①風光明媚で ②御馳走でもてなせて、なおかつ ③警備上も効率ヨイ🎵立地条件を満たしてるワケだわ。
次に、映画「実家」ロケ地。
調べると、そこは東コーンウォールの小っちゃな入り江。ポースピーン・ビーチに、2021年現在も実在する白亜のお屋敷❕ であった。
映画のなかでは、海抜10メートル越えの(!?) 小高~い岸壁の上に建ってるように演出されてた💧
が、実際の屋敷はそこまで高い場所にはなく、せいぜい海抜だと3~4メートル。砂浜まで水平の直線距離だって、せいぜい20メートルほどしか離れていない「箱庭のような空間」に佇(たたず)んでいる。
最後に、「実家」"眼下に広がる"砂浜 ロケ地。
これは上述した「実家」からさらに15キロほど南西に下った、地元サーファー御用達の。知る人のみぞ知る「隠れ小浜」ヴォールト・ビーチで撮られてた。
観光レジャー的には、ここより徒歩15分北東寄りのゴーランヘブン・ビーチのが何倍も著名。たいていの海水浴客は、こんな南まで下ってこない。
同映画の終盤も終盤、父子が本当に💧最後の別れをするために「父子が一番幸せだった1日」を選んで時間を遡(さかのぼ)る感動シーンをガチ観しててもワカるが、このビーチ……どっちかってと砂質も粗目で「小砂利に近い」。親子とも最後まで靴を履いており、けっして裸足になることはない。寝そべったりする海水浴にゃ、今ひとつ向いてないのだった。
ちなみに、上掲の映像で入り江の奥に突き出してる陸(おか)はドッドマン岬と言う。ここの尖峰に古き時代、海難除けを祈願し建てられた花崗岩の十字架が史蹟スポットに……今また、敬虔な信仰のモニュメントにもなってるそうだ。
以上、全3ヵ所をマッピングすると…
いや「コーンウォール」っても広大なエリアだわ。侮(あなど)れないね。
両ロケ地の間は直線で12~3キロも離れてて、そこからサミット会場まではさらに45キロくらい❕❔ 離れてた。京都—大阪間ほどに離れてる。
面してる海原だって片や大西洋、片やイギリス海峡だかんね。ゆめゆめ「コーンウォールなら洋画で観たよ」なんて知ったか発言しちゃ💧イカんねえ。
=了=
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