関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

これはエグいなー。 円形の国立公園を設定して原生林を護る・・・『エグモント国立公園』(ニュージーランド北島)

2014年11月15日 | 日記
高さ、海抜2518mを誇るタラナキ山(Mount Taranaki)。完璧な円錐形は富士を思わせ、映画『ラスト・サムライ』のロケ地に選ばれたコトで、世界的な知名度も上がったそうです。

ニュージーランドはインド映画『ミニミニ大作戦(インド版リメイク)』でもカーチェイスの舞台に使われ、映画で使うなら(遠方からの撮影隊でも)観光局が割安に便宜を図ってくれる"オイしいロケ地"でも あるとか。もっと昔から日新(※ニュージーランドの略字「新」が普及してないコト自体、両国が心理的に疎遠なナニよりの証左)の親交が深く、今も お茶の間でチャンバラ・ドラマ人気が廃れていなければ、京都の太秦かNZのエグモントか、ってくらい、ここは「ニッポンの」時代劇ロケのメッカになってたかも?しれません。

そう思いたくなるくらい、今や富士山麓の「ゴミ化」は憂うべき一線を遙かに越えて進行中です。 登山が信仰の一部でないなら、本来なら入山そのモノを完全に禁じるべきなのでしょうが、これだけ(長きに渡り観光地化の恩恵で食ってきた)周辺市民の数が増えてしまっては、「人害に喰われるだけ喰われ切る」より、他に未来が無くなってしまったかも、と悲観したくもなります。

この画像からワカるのは、やはりニュージーランドは環境「先進国」だなァ、というコト。


早くから人為的に、お上がガツン!と円形に仕切ったから、農地開発がその一線で「斬られた」。

同じように千枚田とか、狭い土地をとことん使い切る日本人は、千枚田をも「自然の」景観の一部として「これぞ自然との共存だ。 真の農耕の姿だ。 美しいっ!」などと愛でて自画自賛してるワケです。 しかしその発想や感性は、果たして「地球的に正しい」のか? あまりに手前勝手、傲慢じゃないのか? …という反省の余地も。

そりゃあ真円に区切るのは一面、"ミステリー・サークル" もどき。

人為的であるには違いなく、(見る人によっては)「自然の景観を台無しにした!」という批判に曝されるでしょう。 しかし、衛星利用が日常化した今となれば逆に、これなら軌道上から機械の眼で「一目瞭然に」日夜の監視ができる。 まず、違反しようという耕作者は現れないでしょう。 おそらく公園の設定当初は航空機による監視を念頭に置いたのでしょうが、少なくとも、「維持コストに優しい」境界の付けかたでは ありますよね^^。
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