先般ふと、ネット情報を手繰(たぐ)る拍子にたまたま行き当たったのが、タイはバンコクを拠点にしたインテリア・デザイン事務所COTTO® の公式サイト。
そのサイトの、個人住宅のトイレ(つかバスルーム)の施工デザインを集めたポートフォリオ集に💧 軽い衝撃を覚えた。
日本のINAXやTOTOが提案する『理想に描くトイレ像』とは隔絶してる。もはや根底にイメージしてる「トイレ観」それ自体が違うように思えた。これが、東南アジア文化圏でいう「21世紀人が目指すべきトイレの理想」だ❕❔ ってのか・・・。
われわれ日本人の多くは、トイレを玄関とかキッチンのような(住宅における)機能空間=ユティリティ・スペースだと思ってる。キッチンが調理に専念できる効率性を最優先するように、トイレは排泄のみに専念できる=精神集中できるように、シンプルで清潔でムダを配した空間に仕立てたいと思ってる。
ところが、東南アジア人の多くは違うのかも。まるで、寝室とか書斎。ありったけの、住まい主の「こだわりと充足感を満喫できる"憩いの城"」= ラグジュアリー・スぺースに仕立てたい と望んでるとしか思えない。
論より証拠。彼ら、若手タイ人デザイナーたちの描いたポートフォリオ画像の数々を見るがいい…❕
いや。トイレと言っても「バスルームは(排泄だけでなく)入浴もするんだから、ラグジュアリー要素も欲しいだろ」ってのは分かる。
でもだ。だからって壁に写真や絵画を飾ったり、書籍だの(とっておきの)趣味アイテムを持ち込むだろうか❔ 何も「クソしながら蒐集物を愛でたり本やアルバムに見入ったりせんでも。それは入浴や排泄以外の時間帯でやれ」とは思わないだろうか❔ それを排泄する場面にあえて引き入れることに悦(ヨロコ)びを見出してて💧 どーすんだよ。愛読書や趣味アイテムに、アンモニアその他のかぐわしいニオイが浸み込んじまっても平気なのか❔❔
=了=
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