関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

本州にも猛暑テロの"極悪"野郎、台風6号にまつわるエトセトラ。

2023年08月08日 | 日記

ここ中京エリアでは、今も1959年(❕❔)の台風15号(のちに「伊勢湾台風」と呼ばれる)の被害が語り草になってる。そのくらい長いこと、壊滅的な台風被害には遭ってない、ってことだ。

この「伊勢湾台風」の本州上陸は9月26日だった。9月も末になって「やっとこさ15号」。昔の台風シーズンは "はっきりと"9月以降、と決まってた。8月早々からデカい台風が襲ってくるなんざ、およそ同じ惑星上のこととは思えない。

けれど、これは現実。ノロノロと低速で徘徊(はいかい)、本州に猛暑の旋風を送り「台風6号」が猛威を発揮中。本当に忌々(いまいま)しい、極悪化した令和の台風事情である。


この「6号」について、本題から外れて雑談を吹かそう💧 というのが本日のお題である。

多くのアラ還男子が「6号」と聞いて反応するのは、60年前に英国で公開された”大人気”SF人形劇の劇場版『サンダーバード6号』だ。60年も昔の作品だから、今じゃ日本語吹替版が丸っとYoutube上で無料公開されてる。さすがに遠い昔の記憶なのに、こんな年齢になって「リアルにTV鑑賞した70年代よりはるかに鮮明な画質でタダ見できる」とは。言い古された言葉だが「長生きは するものだ」ww

懐かしTVドラマ『サンダーバード』は米国の(宇宙飛行士出身の)大富豪が、秘密裏に「国際救助隊」なる非営利救援組織を設立。毎エピソード、先進メカを息子たちに操縦させて「世界の大災害を未然に防いで回る」という活躍を描いてた。当時は冷戦まっただなか……なのに、米英の宿敵であったロシア(ソ連)を全然、悪者として登場させない。これにはウラ事情があって、企画/特撮監督のジェリー・アンダーソンの資金的なパトロンが、当時はソ連の一部だったウクライナ(の大道芸人)出身の英国メディア王だったんだな。なので(英国に移民してきた人物とはいえ)、このパトロンの気分を損ねないように忖度。子どもらに「ロシアが悪者」というイメージを植え付けるようなストーリーは避けたんである。

21世紀になっても、現実世界では「国際救助隊」は現れない。代わりに、今も世界各地に自国軍を駐留させたままなのが、アメリカ合衆国だ。

今回の台風6号、沖縄に被害をもたらした時分は米国TVでも(つぶさに)報じられた。法律的にも国民感情的にも、カデナ基地は「米国領の一部」なのが報道ぶりからも感じ取れる。


そう。このキャブチャ画像からも知れる通り、世界一般的には「台風6号」とは言わない。国際名称は「カヌーン」。バナナと同様に南国限定で採れる果実「パラミツ」のタイ語名(ขนุน)である。

ハテさて。「パラミツ」と聞いて、どんだけの日本人が(どんな果物か)すぐさまイメージできるだろうか❔

タイとか東南アジアの食品ス―パーでは、ご覧のような「カットぱらみつ」の状態で売られてる。これだけじゃ、元のカタチが何なんだか想像も💧つかない。


カット前の「原形」はこのよーなものだ。大きさは、実に「スイカくらい」のメガ果実。色こそ “おとなしい”グリーン系だが、カタチはさすがエキゾチックつか、結構グロい💧💧


台風の国際公式名ってと、ホンのひと昔前まで、「ヨーロッパ系白人女性の名前」が充てられてたんだよね。たとえば「伊勢湾台風」は「ヴェラ」だった。

それが、女性蔑視の悪習だっつんで全面的に見直され、事物を問わない、言語を問わない「一般名称」に改訂された。6号の「カヌーン」は発生する台風ごと順繰りに割り当てられて、今回で通算「三まわり目」。2005年、2017年に次ぐ命名である。

一方、こないだ6号に続き、日本で言う「7号」も発生。これの国際名称は「ラン(Lan)」なんだが……どのアジア国家の言語だか ご存じのかたは少ないだろう。ちなみに、「その国」の国旗を掲げると以下の図柄。これまた、見たからって「どこの国の旗か」即答できる日本人は……ほとんど居まい💧


答えは、マーシャル諸島共和国。何でも公式名「ラン」とは、ここの公用語=マーシャル語で「嵐」を意味するコトバなんだそーだ。

ただ、何だかな💧 マーシャル諸島の辺りは「数年に一度、台風が発生する海域」ではあっても「頻繁に、成長した台風に猛威を振るわれる地域」ぢゃない。万事その理屈?でもって、国際的には「主に、発生する近辺の国々における言語で呼ぶ」のも、台風被害の集中する国の市民=日本人としちゃ(なじめなく)ヨソヨソしい印象を拭(ぬぐ)えない気が。そう思えてしまうのは自分だけ❔ だろか。

お騒がせ「6にまつわる雑談」記事 ━━ 最後に、前出の南国フルーツ「カヌーン」が原形から解体されて「スーパー店頭に並ぶまで」の加工を追った動画が在ったので載せとく。まあ本件とか、国内外に限らん。世界じゅうの漁港や農園で、収穫物をスピーディに捌(さば)く職人工さんたちの“神”スキルには毎度 感服させらるよね💗


=了=

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