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ここ中京エリアでは、今も1959年(❕❔)の台風15号(のちに「伊勢湾台風」と呼ばれる)の被害が語り草になってる。そのくらい長いこと、壊滅的な台風被害には遭ってない、ってことだ。
この「伊勢湾台風」の本州上陸は9月26日だった。9月も末になって「やっとこさ15号」。昔の台風シーズンは "はっきりと"9月以降、と決まってた。8月早々からデカい台風が襲ってくるなんざ、およそ同じ惑星上のこととは思えない。
けれど、これは現実。ノロノロと低速で徘徊(はいかい)、本州に猛暑の旋風を送り「台風6号」が猛威を発揮中。本当に忌々(いまいま)しい、極悪化した令和の台風事情である。
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この「6号」について、本題から外れて雑談を吹かそう💧 というのが本日のお題である。
多くのアラ還男子が「6号」と聞いて反応するのは、60年前に英国で公開された”大人気”SF人形劇の劇場版『サンダーバード6号』だ。60年も昔の作品だから、今じゃ日本語吹替版が丸っとYoutube上で無料公開されてる。さすがに遠い昔の記憶なのに、こんな年齢になって「リアルにTV鑑賞した70年代よりはるかに鮮明な画質でタダ見できる」とは。言い古された言葉だが「長生きは するものだ」なww
懐かしTVドラマ『サンダーバード』は米国の(宇宙飛行士出身の)大富豪が、秘密裏に「国際救助隊」なる非営利救援組織を設立。毎エピソード、先進メカを息子たちに操縦させて「世界の大災害を未然に防いで回る」という活躍を描いてた。当時は冷戦まっただなか……なのに、米英の宿敵であったロシア(ソ連)を全然、悪者として登場させない。これにはウラ事情があって、企画/特撮監督のジェリー・アンダーソンの資金的なパトロンが、当時はソ連の一部だったウクライナ(の大道芸人)出身の英国メディア王だったんだな。なので(英国に移民してきた人物とはいえ)、このパトロンの気分を損ねないように忖度。子どもらに「ロシアが悪者」というイメージを植え付けるようなストーリーは避けたんである。
21世紀になっても、現実世界では「国際救助隊」は現れない。代わりに、今も世界各地に自国軍を駐留させたままなのが、アメリカ合衆国だ。
今回の台風6号、沖縄に被害をもたらした時分は米国TVでも(つぶさに)報じられた。法律的にも国民感情的にも、カデナ基地は「米国領の一部」なのが報道ぶりからも感じ取れる。
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そう。この
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ハテさて。「パラミツ」と聞いて、どんだけの日本人が(どんな果物か)すぐさまイメージできるだろうか❔
タイとか東南アジアの食品ス―パーでは、ご覧の
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カット前の「原形」はこのよーな
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台風の国際公式名ってと、ホンのひと昔前まで、「ヨーロッパ系白人女性の名前」が充てられてたんだよね。たとえば「伊勢湾台風」は「ヴェラ」だった。
それが、女性蔑視の悪習だっ
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一方、こないだ6号に続き、日本で言う「7号」も発生。これの国際名称は「ラン(Lan)」なんだが……どのアジア国家の言語だか ご存じのかたは少ないだろう。ちなみに、「その国」の国旗を掲げると
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答えは、マーシャル諸島共和国。何でも公式名「ラン」とは、ここの公用語=マーシャル語で「嵐」を意味するコトバなんだそーだ。
ただ、何だかな💧 マーシャル諸島の辺りは「数年に一度、台風が発生する海域」ではあっても「頻繁に、成長した台風に猛威を振るわれる地域」ぢゃない。万事その理屈?でもって、国際的には「主に、発生する近辺の国々における言語で呼ぶ」のも、台風被害の集中する国の市民=日本人としちゃ(なじめなく)ヨソヨソしい印象を拭(ぬぐ)えない気が。そう思えてしまうのは自分だけ❔ だろか。
お騒がせ「6号にまつわる雑談」記事 ━━ 最後に、前出の南国フルーツ「カヌーン」が原形から解体されて「スーパー店頭に並ぶまで」の加工を追った動画が在ったので
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=了=
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