寝耳に水か、「来たるべくして」か ─── ユニー・ファミマHDがユニー全株をドンキに売却と発表のニュース。 ナニが奇妙か❔って、ユニーを売っ払ったのに自身らを「ユニー・ファミマHD」と名乗り続けてることwだ。 よその会社のブランド店名を掲げ続けてて(法的に)それは良いのかいな❔と気になってしまう。
ま、それは置いといても、日ごろからアピタ・ピアゴ店を贔屓にしてるお客さまは「あの店(この先)どーなっちゃうの」と、早くも気を揉まれてることだろう。
アピタ店に関しては、すでに(買収される以前から)各地で話題の通り「ドンキ化」が先行して進んでいる。中京地方だと名古屋の『MEGAドン・キホーテUNY 東海通店』とか…。
おそらく、今後は全国的にも(こんな感じで)アピタ店は消滅。 いずれもMEGAドンキUNYへと改装されてゆくのだろう。 まあ、店内環境は大きく変わらざるを得ない。 加えて、アピタの(店名ロゴをはじめとした)カラーCI戦略は、黄色と灰色をベースとした"ドギつい色映え"を採っているから、改装範囲が比較的「少なめで済む」ことも実証された。 ドンキ側はこうした先行投資の出来栄えも確かめた上で、「これなら(傘下に抱えても)移行は手間取らない」と踏んだのかもしれない。
近いっちゃ、近いかった? ─ 両店舗のカラーマーケティング戦略
だが……お店のアイデンティティ色のことを言うと、問題はピアゴ店の方だ。 基調とするコーポレートカラーは茜(あかね)色?とも「紫がかった明るい赤茶」?とも言えそうな、実にビミョーな(よく言えばシックな)暖色系。
原色でなく、醸された色。 黄系でも黒系でもない、控えめな色。
…というのは、つまり簡単に言ってしまえば「非ドンキ系のカラーリング」なんである。
ナニせ、ドンキ族のお偉いさんがたと来たら(本記事冒頭のヘッダー画像に載せた通り)、ユニーの従来マーク=白地に赤橙(あかだいだい)の円を基本イメージとした造形にすら抵抗感を憶え、自社が関与するアピタ店には黒白黄色の"三つどもえ鮮烈配色"に基づく「新・UNYマーク」を担ぎ出したくらいである。 この《黒白黄色》嗜好は相当に強く、それと原色の赤&青を加えた5色以外は「商店の色に非ず」とでも確信してるかのよーな感性。 これじゃあ、ピアゴ店のCIカラー戦略が(今回の子会社化により)大きく見直しを迫られるのは間違いなかろう。 どっちかってと、の配色感はイオングループのそれだもの。 イオングループに買収されりゃ一番、すんなり自然に溶け込めたモノを……ドンキ傘下じゃねえ
と言うワケで、明日のピアゴはどうなるのやら。 ドンキの「ド」の字に能動的な英動詞「DO」を掛け、装いも新たな『ド・ピアゴ』とでもにリブートを強いられた…と仮定した店舗の予想外観図は、以下の通り。 「DO」だからってドゥと発音すんな、あくまで「ド」だ。 にしても食品スーパーには見えんなあwww そりゃあ「悪い冗談で終わってほしい」たァ、個人的には切望❕してるんだぞ。 無論ね。
《後日の追記》
まあ上記のよーに本記事の投稿当時は(いろいろと)想いや憂いを馳せてみたワケではあるが、2019年6月現在、ピアゴ店に関しても旧:ピアゴ中里店(富士市)の変貌ぶりに見られるように、アピタ店との分け隔てなく容赦なく、深夜0時まで営業の『MEGAドン・キホーテUNY』化させてゆく❔❔というコトのよーである。
さすがドンキ。 攻めて攻めてのチャレンジ志向旺盛ではあるが……果たして人手が足りるのかぁ コンビニの24H営業にすら逆風強まる、そんな今どきの時代の流れとは逆行する「時代錯誤マインド」のよーでもあり、今後の展開に注目が集まる。
ちなみに、店の構えが変わるとチラシ広告も(それ相応に)ガラリ❕ と様変わりするようである。
2020年春、たまたま同じ地区(愛知 尾張地区)の同時期のUNYピアゴ店とMEGAドンキUNY店のチラシを入手できたんで並べとこう。上の3色刷りがピアゴ店で、下の銀ギラカラー刷りなのがドンキ移行店のもの。判型は、ともに新聞1ページ大(ブランケット判)である。
=完=
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