断熱気密の経年変化を探求…北斗市・本社
日本の住宅における断熱手法は、グラスウールを用いることを基軸に指導されています。
そのグラスウール断熱材は、長年の研究開発を経てこそ標準仕様となったのでしょう。
ファース本部も元々は、グラスウール断熱材を用いて家づくりを行っておりました。
そのグラスウール断熱材は、壁の中の空気を静止させることで断熱の役目を果たします。
それも「乾燥した空気を静止させる」と云う事が前提です。
高温多湿の我国では、とても難しい施工技術を伴い、単に充填しただけでは成立しません。
ファース本部も「乾燥した空気を静止させる」ことを前提に様々な試験を繰り返しました。
ところが、陽当たりの良くない方向や入り積みの部位は、相当な困難を伴います。
外部通気層から湿気を排出できず、むしろそこから湿気を吸気する場合もあるのです。
思い悩んだ末に実践したのが、樹脂スプレー発泡断熱の施工法でした。
特に樹脂スプレー発泡断熱材は可燃性が高く、相応の対策が必須となります。
ファース工法は、イソシアネートとポリオールの配合比で難燃性を高め万一、火炎が入り込んだ時のため、空気循環通気を促しながら「ファイヤーストッパー」を取り付けました。
更に断熱性能の経年劣化率を常に調査し続けています。
画像は、その6個の試験用断熱ボックスで奥から2番目がグラスウールです。
更にその向こうの実験棟は、空調設備の試験や経年変化などを調査しています。
このような試験に終わりはなく、供給される断熱素材を絶えず試験し続けているのです。
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